バルセロナはここまで無失点でリーグ戦3連勝ということもあり、勝敗の行方よりもバルサが何点とって勝つか・・・と見てしまいます。
そんなバルサ相手に、柴崎が先制ゴール!
どういう状況で生まれたゴールなのか、また、この試合での柴崎の評価などについて、書いていきます。
柴崎岳がヘタフェ移籍後リーグ戦初ゴール!得点シーンを振り返る
前半38分、バルサ陣内で、ヘタフェが左サイドでフリーキックのチャンスを得る。ゴール前に両チームの選手が集まる中、ボールが放り込まれるが、これはバルサの選手が弾き返した。
このクリアボールを右サイドにいたダミアン・スアレスがおさめ、すぐさまゴール前へボールを送ると、エリア内にいたマルケル・ベルガラが落とす。
その落とされたボールの正面にいたのが柴崎岳。
エリアの外からボールの弾むタイミングを合わせシュート。力強くドライブのかかったシュートがゴール右上部に決まり、柴崎岳にとってはヘタフェ移籍後、リーグ戦初ゴール!
バルサにとっては、4試合目にしてリーグ戦初失点となりました。
ヘタフェ対バルサの試合結果と感想
ヘタフェが柴崎の得点でリードしたものの、試合開始からポゼッションで上回るアウェイのバルサの優勢は変わらず。後半からイニエスタに変わって送り出されたデニス・スアレスが後半17分に同点ゴールを決めると、同じく後半30分過ぎから途中出場していたパウリーニョが、後半39分に逆転ゴールを決め、バルサがヘタフェに2-1で勝利しました。
柴崎が得点を決め、同点にされるまでは、このままヘタフェが勝ったらすごいことになりそうだ・・・と、ちょっとワクワクするような期待感があったんですけどね。
また、同点にされた後も、あのバルサ相手に引き分けならじゅうぶんな結果だし、なんとか逃げ切って!・・・と願っていたんですけど、後半終了数分前に逆転されてしまった。
リーグ戦でバルサからゴールを決めた柴崎の得点が素晴らしかっただけに、悪くても引き分けで終えてほしかった・・・というのが正直な気持ちです。
データで見る柴崎岳の評価は?
「whoscored.com」によるデータをみていきます。それぞれのチームの平均評価点は、ヘタフェが「6.56」、バルサが「6.87」とほとんど互角。
たいてい勝利したチームは平均7点台に到達するし、実際バルサもここまで平均7点以上だったので、バルサにとってはあまり内容の良くない試合だったと、数字からもわかります。
柴崎岳は途中交代もありチーム3位の評価
柴崎個人の評価は「7.10」と高い評価。ただ、負傷により途中交代したことと、得点以外で数字に残るようなプレーがほぼなかったこともあり、チーム内では3番目の評価点です。
これまでのリーグ戦では、スポーツ紙の記事などでは高く評価されることもありましたが、データという数値の上ではチームの平均と同程度かやや劣るといった感じでした。
ようやく数字の上でも高い評価を得られるほどのプレーを見せることができ、良かったです。
ちなみに、ヘタフェの評価点トップは右サイドのファイカル・ファジルの「7.41」。2番手はセンターバックのデコナン・ジェネで「7.18」。ファジルはドリブルとタックルで、ジェネは空中戦とタックルの成功数がそれぞれ評価点につながっています。
メッシが両チームのなかで最高評価
いっぽうバルサのトップはリオネル・メッシの「7.86」。アシストとドリブルの多さで、両チームあわせこの試合トップの評価。しかし、ヘタフェ戦前までのリーグ戦3試合では悪くても「8.36」で、5-0で勝利した前節のエスパニョール戦では「10.00」と満点評価。
リーグ戦の合間にチャンピオンズリーグでユヴェントスと試合もあったし、メッシもチームもややお疲れモードだったのかな?という印象です。
最後に・・・
鹿島アントラーズがクラブワールドカップでレアルマドリードと試合をしてから、まだ1年も経っていない。柴崎はあれからスペイン2部リーグのテネリフェへ移籍したけど、数日後に適応障害で体調不良と伝えられた。
移籍直後でこんなんで、この先やっていけるのか・・・と心配させられましたが、回復してからは徐々にプレーの内容でチームの主力として認められるようになり、1部昇格をかけてプレーオフまで勝ち進みました。
結果、テネリフェは破れましたが、そのとき試合をしたヘタフェに移籍。
こうして今は1部で試合には出させてもらえているけれど、まだレギュラーを確保とまではなっていない。
でも、この日のバルサ戦であれだけのプレーを見せてくれたので、出場機会を心配する必要はないかな?
負傷により交代をしてしまったので、このさきは怪我のほうが心配です。