日本代表対タイ代表の試合結果と感想【W杯アジア最終予選第7節】

2017年3月28日

サッカー日本代表 スポーツ

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サッカーワールドカップアジア最終予選で日本代表はタイ代表と対戦しました。

スタメンはGK川島永嗣、ディフェンスの最終ラインは右から酒井宏樹、吉田麻也、森重真人、長友佑都。
中盤はダブルボランチで山口蛍と酒井高徳、トップ下に香川真司。前線は左右に原口元気と久保裕也、1トップには岡崎慎司。前節のUAE戦から酒井高徳と岡崎慎司が変更している。

日本代表対タイ代表の試合経過

先日行われたUAE戦と同様、試合開始直後はボールの出しどころを探る感じで、最後方でキープする形が目立つ。

負けたら予選突破の目がほぼなくなるタイも、前からプレッシャーをかけてくるので、立ち上がりから数分間は、タイに主導権を握られた格好となる。

しかし前半8分、攻め込まれていた日本が後方の森重から一気に右サイドへロングボールが送られると、これを拾った久保が持ち込み、中央へクロス。なかで待っていた香川がキックフェイントでディフェンスを翻弄しシュート、キーパーは反応できずゴールが決まった。

前半19分。セットプレイからの流れででポジショニングが変わっていて、ピッチ中央の長友からペナルティーエリアの外、右サイドよりのところにいた森重が、サイドへボールを流す。
このボールを久保がもらいうけ、すばやくクロスを放つと、ニアに飛び込んできた岡崎が頭で合わせ、シュート。これが決まって早くも2点目、岡崎にとっては代表通算50ゴール目が決まりました。


このまま日本のペースで大量得点で勝利か?とすら思いましたが、良かったのはここまで。

2点目を取ってからはタイのほうがチャンスを多く作り、前半終了直前のタイのコーナーキックから、こぼれ球を拾い続けシュートを浴びせる。日本はどうにか防ぎきり、前半を無失点で終えることができました。


後半もタイのペースで試合が進み、日本は守りの時間が続きましたが、点を取ったのは日本。

後半12分、右サイドからの酒井宏樹のスローイン。前方のスペースを狙ったボールを、相手ディフェンスがクリアできず、走りこんでいた久保にボールが通る。久保はそのまま中へドリブルし、ペナルティアークに入ったところで左足でシュート。ゴール右上に決まって追加点を奪った。


後半38分には、左のコーナーキックから吉田麻也が打点の高いヘディングシュートで4点目。この試合の勝敗を決定付けるものとなりました。


あとはこのまま無失点で・・・と思っていたら、後半40分にエリア内で長友がファールを取られPK。

キッカーも最後まで迷ったのか、コースが甘くシュートのスピードもなく、川島が完全に読みきってセービング、このピンチを切り抜けた。

その後、得点は動かず、4-0で日本代表がタイ代表に勝利しました。


日本代表対タイ代表の試合後の感想

4得点ですから、結果は良かった。得点シーンはどれも見事なものばかりで、実力差を示すにはじゅうぶんなレベル。

でも、ところどころでパスミスが目立ち、シュート数は日本の14本に対して、タイは15本とかなり攻め込まれていた。内容的にはいまいちだったかなぁ・・・というのが率直な感想です。


グループの中では一番順位が下の相手ですし、早い段階で2点目も取ったので、もっと格が上のような試合運びを想像していたんですけどね。思っていたのとは違って、相手がタイじゃなかったら勝てただろうか?と思ってしまうほど。

中東からの移動と負傷者によるメンバー変更で、選手も慣れない部分があったのかな・・・なんて思った。

まぁ、無失点で4得点、勝ち点3もしっかりゲットしたことだし、よしとしよう。


日本代表がグループB暫定首位

最終予選の日本の入るグループBは、オーストラリアと日本が勝ってそれぞれ勝ち点3を獲得。

日本は勝ち点16で暫定的に首位。サウジアラビアとオーストラリアが共に勝ち点13で、得失点差でサウジアラビアが2位、オーストラリアが3位となっています。

2位となったサウジアラビアは、このあとイラクと試合を行う予定。

日本の残りの3試合のうち、上位2ヶ国との対戦もまだ残っているので、ワールドカップ出場が決まるのは、早くても日本のホームで行われる8月31日のオーストラリア戦。


 日本代表対タイ代表の試合結果


【スコア】
日本代表 4-0 タイ代表

【得点者】
 8分 香川真司
19分 岡崎慎司
57分 久保裕也
83分 吉田 麻也



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