【E-1】日本代表対北朝鮮代表の試合経過
前後半を通してお互い点が入らず、このまま引き分けかと思われた時間帯で、左サイドからのクロスを折り返したボールを、井手口がミドルレンジでシュート。これが豪快に決まり、試合終了間際でゴールを決めました。直後に試合終了を告げるホイッスルが鳴り、日本代表が北朝鮮代表に1-0で勝利し、初戦をものにしました。
【E-1】日本代表対北朝鮮代表の試合の感想
国内組みだけで余裕で勝てると思っていた
東アジアサッカー連盟が主催するこの大会では、海外組みの招集はできないということで、代表メンバーはJリーグのクラブに所属する国内組みのみとなっています。相手はFIFAランキング114位、試合会場は開催国である日本のホーム。国内組みのみとはいえ、まず間違いなく勝つだろうから、どういう勝ち方をするのか・・・と、試合前から内容のほうに注目していました。
しかし結果は終了間際のゴールで辛勝。
この大会のために呼ばれた国内組みだけだったことを考慮しても、もうちょっとやってくれるだろう・・・と思っていたんですけどね。
ほとんど良いところはなく、逆に北朝鮮のほうが良いサッカーをしていたように見えました。
悪い部分が目立った
監督の考える縦に早いサッカーをしようという狙いも時々見られたけど、引かれたときはサイドから崩そうとする形が多かった。でも、サイドで持ったところで、そこから先が詰まってしまう。それで戻して反対サイドからまた崩そうとするけど、効果的に崩せず、ボールを持たされている感が強かったです。
裏を狙ったり、大きくサイドチェンジするためのロングパスの精度も悪く、ボールが放り込まれるのを待ってか、前線に3人も4人も張り付くという、攻撃時の悪いパターンも見られた。
代表経験者も数名いるし、クラブでは中心選手としてプレーしている人がほとんど。
一から説明を受けなくても基本的な戦い方は心得ているだろうから、このレベルの相手なら、とくに時間をかけて練習をせずとも、じゅうぶん連携は取れそうと思っていましたが、そこまで望むのはまだムリだったみたい。
良かったのはアディショナルタイム
残り時間はアディショナルタイムに入ったところで、ようやく意図したとおりの連携プレーが出るようになった。左サイドを突破した車屋が中央へクロス。これにタイミングを合わせて詰めていた川又が強めのヘディングシュート。枠内にいったが、キーパーがパンチングで阻止し、ここは得点はならず。
ほとんど時間が残っておらず、しかも北朝鮮に攻め込まれるなか、クリアボールをキープし、左サイドをあがっていく川又にボールがわたる。川又のクロスをファーサイドの今野が丁寧に中央へ落とし、フリーの井手口のシュートでゴール。
点を取るためにどう動けばいいか体現できるようになったのは、このアディショナルタイムの時間帯だけだったような気がします。
こういうサッカーをもっと見せられていたら、ラクに勝ててたはずなんですけどね。
前半からそれができるくらいの実力はあると思ってみていたので、残念な内容でした。
【E-1】日本代表対北朝鮮代表の試合結果
【スコア】日本代表 1-0 北朝鮮代表
【得点者】
90分+ 井手口陽介