本田圭佑がACミラン退団!次の移籍先はイングランドかスペインが有力?

2017年5月23日

サッカー スポーツ

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ACミランに所属する本田圭佑が、今期限りで同クラブを退団すると公式ツイッターで発表しました。

クラブが中国企業に買収され、アジアでの人気を高めるために、そのまま残留する線もわずかながらあるかもしれない・・・と思ったこともありましたが、ホームでの最終戦となったボローニャ戦後のインタビューでは、「ありがとうとミランのファンに伝えてください」とコメント。

もしかして、退団するのかな?・・・となんとなく感じましたので、ミランを退団するという発表を聞いても、とくには驚きませんでした。

本田圭佑の移籍先はどこに?イングランド、スペインが有力か?

気になるのは、本田圭佑の次の移籍先。

まだ最終節が残っていますが、2016-2017シーズンの試合出場はたったの7試合。今シーズンから指揮を執るモンテッラ監督からは構想外とみなされたようで、早くから移籍に関するニュースはチラホラ出ていました。

冬の移籍期間ではイングランドの降格圏争いをするクラブからのオファーもあったみたいですが、このときは移籍話がまとまることはなかった。


本田獲得のための移籍金がかからないとはいえ、ヨーロッパリーグ、チャンピオンズリーグに出場するような、各国のリーグ上位のクラブへ移籍するのはちょっと難しそう。

最近ではスペインリーグの1部へ昇格が決定しているレバンテがニュースになっていましたが、これもどこまでほんとなのかわからない。


次はイングランドかスペインが有力と見られているので、そのどちらかになればいいな・・・と思っています。


本田圭佑のACミランでの3年半

毎年監督が変わるような状態だったこともあり、悔やまれるのはACミランがチームとして戦えるだけの戦術を取り入れられなかったこと。

本田がACミランに入ったときから感じていましたが、個の力だけでプレーしようというスタイルが強すぎる。ボールを持った選手が一人で局面を打開するのを、周りの選手はただ待っているだけに見えることが多かったです。


とくに個人プレーが顕著に目立ったのが、昨シーズンまでのボナヴェントゥーラとチェルチ。

プレッシャーの薄いサイドの浅い位置からボールを持ち、ドリブルを何度もしかけていましたが、1対1での勝率は悪いし、抜き差ってもカバーがくるので、効果的ではない。

中堅以下はもちろん、勝って当たり前の降格圏を争うようなクラブにも勝ち点を取りこぼしていた。


日本のJリーグで言えば、金崎や斉藤学、永井謙佑のドリブル突破のみに頼る戦い方ですからね。それで勝てるとは思えない。


右サイドでは一定の評価は得られたが・・・

右サイドで起用されるようになった本田は、サイドバックのアバーテとの連携で相手のサイドを攻略、数多くのチャンスを演出してきました。

そこにクツカも絡むようになってきたけれど、モントリーボはサイドチェンジしたり、前線へ放り込んだりと、右サイドからチャンスメイクをしようという意識は、全体的には浸透しきれなかった。

個人技頼みでは決定的なチャンスは多く作れないんだし、なんでチームでもっと連携をとろうとしないのか、歯がゆかったです。


サッカー強国のイタリアは個人技重視で勝つスタイルを好み、個人技だけでは勝てない日本は、連携を重視するという考え方の違いかな?なんて思ったりもしました。


本田圭佑が退団するのは自然な流れ

今シーズンはボナヴェントゥーラが一列下がったこともあり、昨シーズンほど個人技に頼るような戦い方ではなくなったけれど、チームとしてどう戦うか明確なスタイルもできていないので、結局個人頼みになることもしばしば。それで勝ち点を逃す試合も少なくはなかったです。

アタッカーはボールを持ちやすい浅い位置から仕掛けるのではなく、より相手のゴールに近いところで勝負をしかける場面も増えたので、本田ももっと起用されていたら、より攻撃陣を活かせるのに・・・と、監督の起用法に不満を感じていました。


日本代表のように本田が有効に機能するような戦術、フォーメーションを確立できたら良かったんだけど、残念ながらそこまで考えることのできる監督はいなかった。

というか、そもそも本田を活かすようなチーム作りをするという発想はないのでしょう。


退団するのは自然な流れにも思えますが、もうちょっとACミランで活躍する本田圭佑を見ていたかったな・・・というのが率直な気持ちです。

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