香川真司(ドルトムント)の2016-2017シーズンの成績と評価

2017年5月21日

サッカー スポーツ

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ドルトムントに所属する香川真司は、日本代表の10番を背負うこともあり、他の選手以上に注目しています。

ここではドイツ・ブンデスリーガ2016-2017シーズンで、どんな成績や評価を残したのかを見ていきます。


香川真司の2016-2017シーズンの成績

香川真司のブンデスリーガ2016-2017シーズンの個人成績は、21試合出場、1ゴール、6アシストという結果でした。

マンチェスターユナイテッドからドルトムントへ復帰した2014-2015シーズンは28試合出場5得点、翌2015-2016シーズンは29試合出場で9得点で、このシーズンはファンタスティック4と呼ばれるほど、一時期はリーグトップの得点力を誇るチームになっていました。

しかし今シーズンは中盤の選手の補強や、若手を優先的に起用するなど、より縦へのスピードや個人技を重視したり、対戦相手によってフォーメーションを変更することもあり、出場機会を得られない日が増えます。


昨シーズンは先発で26試合、途中出場が3試合。
今シーズンは先発で13試合、途中出場が8試合。

先発での起用が半減、出場時間も前年から1000分ほど少ない1259分と、プレーする時間も半分近く減ってしまった。

試合出場機会が少なくなりながらも、チーム2位タイとなる6アシストはたいしたものだと思いますが、1得点で終わるとは思わなかった。

香川が積極的に得点を狙いにいけるような戦術でもなかったとはいえ、寂しい結果となってしまいました。


香川真司の2016-2017シーズンの評価

各リーグのメディアが採点したものだと判断基準がバラバラなので、「WhoScored.com」というサイトのデータを参考に、2016-2017シーズンの香川真司の評価を見てみます。


評価に値するレーティングでは6.80。ゴールキーパーを除いたフィールドプレイヤーの中では25人中、14位タイの評価。

試合出場時間では香川真司は上から12番目ですが、香川より多くプレイした選手はみな、香川よりレーティングの数値が高い。

判断基準が同じデータの評価で下位になってしまうのであれば、監督の評価、序列で後ろのほうになってしまうのも、しかたないか・・・。


チームトップはデンベレの7.43、2位はオーバメヤンで7.42。

香川の出場機会に影響した他の選手もみてみると、ゲレイロ7.16、カストロ6.97、シュールレ6.89、プリシッチ6.86、デュルム6.80、ゲッツェ6.70となっています。

この中ではゲレイロが先発17試合、途中から7試合出場と、試合出場機会やプレー時間は香川と大差ないので、香川もレーティングで7.00前後を取れれば良かったんですけどね。


香川真司の2016-2017シーズンのまとめ

最終節のブレーメン戦ではロイスの得点をアシスト。また、バイタルエリアで受けたボールをうまくコントロールし、デンベレにつなげ、オーバメヤンの得点に結びついた。

この試合に勝ったことでチャンピオンズリーグのグループステージ出場が確定。


シーズン前半は干されてしまった感が強かったけど、後半からだいぶ巻き返してきたといった印象。前半のままだったら、退団したほうが良いとすら思った時期もありました。

トーマス・トゥヘル監督の去就もどうなるかわからず、香川真司の契約延長の話も止まったままですが、来シーズンはワールドカップもありますし、もうちょっと試合に出てほしいですね。

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