FIFAランキングでは日本の28位に対し、キルギスは94位と開きはある。
しかしピッチコンディションが悪く、アウェーの日本にとっては難しい試合になるかもしれないとみるメディアもあり、どんな試合になるかと注目しながらみていました。
日本代表対キルギス代表の試合の感想
スタメンは下記のとおり。
GK 権田修一
DF 酒井宏樹
DF 植田直通
DF 吉田麻也
DF 長友佑都
MF 柴崎岳
MF 遠藤航
MF 伊東純也
MF 南野拓実
MF 原口元気
FW 永井謙佑
森保監督にしてはめずらしく中島がベンチスタート。
堂安、久保らはアンダー世代の代表のほうに選出されたこともあり、今回は不参加。
日本代表対キルギス代表の試合内容と結果
テレビ画面からでも、ピッチの状態が悪いのがわかるくらい、ところどころ禿げていて、デコボコだった。様子を見ながらプレーせてくれるほどキルギスは甘くなく、日本がペースを握るような展開にはさせてもらえない。
キルギスはロングパスを交えてチャンスメイクを図り、日本のエリア内まで攻め込むなど、ヒヤっとさせられるシーンが何度かあった。
やはりピッチの状態の悪さが影響しているのか、日本はボールをコントロールするのに苦労していた印象。
細かいパスワークやスピードを活かした攻撃をしようにも、思い通りにプレーするのは難しそうにみえた。
しかし前半の40分過ぎに、キルギスのエリア内でボールに反応した南野が、寄せていたGKに倒され、PKを獲得。
南野は自身で得たPKをしっかり決め、日本が先制して前半を終えた。
後半の入りは、ピッチやキルギスへの対応にもある程度なれたせいか、前半ほどにはぎこちなさは感じなかった。
日本は右サイドから攻め込もうとした流れから、遠藤がファールをもらい、フリーキックを得る。
キッカーの原口が、壁のない左側を狙って直接シュート。キーパーは逆をつかれ反応しきれず、これが決まり、日本が追加点でリードを広げた。
キルギスもあきらめずに反撃に出て、日本を窮地に陥らせるほど攻め込むも、スコアは動くことなく、日本代表がキルギス代表に2-0で勝利。
今年最後の2次予選を4連勝で締めました。
劣悪なピッチの影響か、流れのなかから得点できなかったことが残念
日本の得点は、PKとFK。いくらアウェーとはいえ、流れのなかから得点をできないとは思わなかったので、これは予想外でした。
相手がPKを取られるような反則をしてくれた、FKも原口の狙いがうまくはまった。
これらは一言で言えば、運が良かった。
どちらもモノにできていなければ、日本は無得点だったわけです。
勝ったことはもちろんうれしいけど、いくらアウェーとはいえ、もうちょっとやってくれるもんだと思っていたので、あまり素直には喜べないです。
キルギスが思っていたよりも強かった
キルギスが思っていた以上に強く、良いプレーを見せていた。キルギスの前方からの守備に、日本があたふたさせられたり、後方から、あるいはサイドチェンジなどのロングパスが効果的でした。
日本も人数をかけて守るけれど、エリア内まで進入され、あわや・・・というシーンを何度もつくられた。
日本が得点できずに攻めあぐんでいる間に、キルギスに得点されていたら、試合結果はどうなっていたかわからない。
試合は日本が勝ったけど、内容はキルギスのほうが良かったんじゃないか?と思うほどでした。
2次予選でランキング100位あたりの相手に、ここまで攻め立てられることになるとは・・・。
日本代表対キルギス代表の試合結果
【スコア】日本代表 2-0 キルギス代表
【得点者】
41分 南野拓実(PK・日本)
53分 原口元気(日本)