この試合が代表デビューとなる橋本拳人や畠中槙之輔をはじめ、22日のコロンビア戦からスタメンは総入れ替えされた。
どんな結果になるのかと、楽しみと不安が半々といった感じで試合を見ていました。
日本代表対ボリビア代表の試合の感想
ボール支配率が7対3と、ホームの日本が優位にたつ試合でした。しかしボールは持てるけど、引いて守る相手に対し、有効な手が見つからず、時間だけが流れていく。
後半に入り、残り30分となったところで、続々と選手交代。
そして後半30分、堂安のパスカットからカウンターを仕掛け、南野、中島へボールをつなぎ、そのまま中島がゴールを決めた。
これが決勝点となり、日本代表がボリビア代表に1-0で勝利しました。
総入れ替えは意味がなかった
高い支配率を維持しても、相手ゴールに近いところでは乾が個人技をみせるくらいで、チームとしては有効なプレーができていない印象を受けました。ワールドカップのアジア予選ではそういう試合は何度も経験しているので、いまプレーしている選手は、どう状況を打開するんだろう?と思いながら見ていたんだけど、ほとんどなにもできずに終わってしまった感じ。
代表デビューの人もいれば、ふだんやっていないポジションで起用される選手もいるなど、先発出場した選手の多くが高評価となるような試合を期待するほうが、ムリな話なのでしょう。
多くの選手を試すことができるとはいえ、こういう内容、結果で終わるのであれば、総入れ替えする意味はあまりなかったように思います。
チームとしてよかった部分
見所の少ない試合だったけど、良いプレーもあった。目に見えて効果がわかるものは、大きなサイドチェンジ。
逆サイドでフリーで待つ選手にボールが通ったときは、ちょっと気分が高まりました。
また、前半は疲労がないので早めに守備に切り替えることで、ボリビアの選手がミスして、効果的に日本のボールにすることができていた。
そういったサイドチェンジや相手のミスがきっかけで得点を取れていたら、もっと良かったんですけどね。
香川を最後まで見たかった
香川なら若手をどう活かすかというのをもっと見たかったので、先発した香川はフル出場、もしくはそれに近いところまでプレーさせてほしかったです。選手交代も前半良くなかった宇佐美のところに乾をまわし、後半の頭から中島を投入、残り30分になったら乾を下げて堂安とか。
コパ・アメリカは厳しい結果になるかもしれない
日本代表は6月に南米で開催されるコパ・アメリカに参加することが決まっています。グループリーグで対戦する相手も決まっていて、チリ、ウルグアイ、エクアドルの3ヶ国。
2月のFIFAランキングでは、ウルグアイ7位、チリ13位、エクアドル58位です。
日本は27位で、先日対戦したコロンビアが12位、そしてボリビアが60位。
3月の2試合の内容をみると、日本が現状でベストメンバーをそろえても、コパ・アメリカでは1勝するのもむずかしそう。
せっかく招待されて参加するのですから、不甲斐ない試合にだけはならないでほしい。
日本代表対ボリビア代表の試合結果
【スコア】日本代表 1-0 ボリビア代表
【得点者】
76分 中島翔哉(日本)