FIFAランキングでは日本の50位に対し、ベトナム代表は100位。
1回戦のサウジアラビアに比べたら勝つのは難しくなく、よほどのことでもない限り、順当に日本が勝つだろうと予想していました。
日本代表対ベトナム代表の試合の感想
前半はVARにより、吉田のゴールが取り消し
前半24分に、コーナーキックから吉田がヘディングシュートを決め、日本が先制!・・・かと思われましたが、この準決勝から導入されているVAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)により、吉田がハンドをしていたと確認され、ノーゴール。これ以外にも得点チャンスがないわけではなかったけど、どちらかといえばベトナムのほうがいいサッカーをしている印象。日本の守備陣の判断のまずさから、ヒヤッとさせられるシーンがみられた。
後半もVARにより、判定がくつがえる
前半はかなり出来が悪かったけど、後半は少し改善されたように見受けられた。攻撃面では相手の守備を崩すために、なにか工夫しようという意図も感じられ、日本のペースで試合が進む。
後半8分、原口元気のスルーパスが、エリア内に走りこんだ堂安律に通る。
直後にディフェンスに阻まれて堂安が倒れるも、笛は吹かれない。
しかし数分後、VARで再検証されたことで、ベトナムの選手のファールと判断。
日本にPKが与えられ、キッカーをつとめた堂安がゴールを決め、ようやく日本が先制する。
選手交代で大迫、乾が投入され、日本が追加点を取れそうなシーンもありましたが、ベトナムも集中を切らさず懸命にプレーして、スコアは動かない。
お互い点を取ることはできず、日本が1-0でベトナムに勝利し、準決勝進出を決めました。
ベトナムが想像以上に強かった
ベトナムにこれほど競った試合をされるとは思っていなかったです。FIFAランキング100位あたりの相手なら、2~3点は取ってかんたんに勝てるだろう・・・くらいに思っていたほど。
ポゼッションではだいたい6対4で日本が優位でしたが、シュート数は日本が11本、ベトナムが12本と、ベトナムのほうが多くシュートをうっているのが気になった。
中2日で迎えた試合なので、選手の疲労があったにせよ、ここまでベトナムに攻撃されるとは・・・。
ベトナムは運動量があり、ボールを持った選手が判断に迷っていたら、あっという間に複数人に取り囲まれるなど、日本のほうが実力的に劣るかのように思わされるほど。
PKで1点取れたから良かったけど、それがなかったら・・・と想像すると怖い。
かといって疲労を考慮し、スタメンの選手を多く入れ替えて試合に臨んでも、勝てたかどうかわからない。
自分が思っている以上にベトナム代表は強く、VARがあって助かったというのが、率直な感想です。
日本代表対ベトナム代表の試合結果
【スコア】日本代表 1-0 ベトナム代表
【得点者】
57分 堂安律(PK・日本)