日本対ベネズエラ戦の感想と試合結果:選手交代がはまらず、勝利を逃した

2018年11月16日

サッカー日本代表 スポーツ

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サッカー日本代表はキリンチャレンジカップ2018でベネズエラ代表と対戦。

ベネズエラは今年のワールドカップには出場していませんが、最新のFIFAランキングは29位と、50位の日本よりも上位に位置する実力。

代表選手らを乗せたバスが渋滞にはまり、試合がおこなわれる大分銀行ドームへの到着が大幅に遅れるというアクシデントはあったものの、当初の予定通りの時刻で試合が開始。


日本代表対ベネズエラ代表の試合経過

前半39分、右サイドで得たフリーキックを中島翔哉が蹴ると、ファーサイドへ走りこんでいた酒井宏樹がボレーシュート。これが決まって、日本が先制。


しかし後半36分、日本のエリア内で酒井がベネズエラの選手に体当たりするような形でファールをしてしまい、PKで失点。

その後はスコアは動かず、1-1の引き分けで試合終了。


日本代表対ベネズエラ代表の試合の感想

前半から得点チャンスはあった

試合開始直後から、ベネズエラが高い位置から守備にあたる。

日本はこれにひるむことなく、パスをつないで右サイドにできたスペースをついて、いっきにベネズエラのゴール前まで迫り、中島翔哉がシュート。

枠をとらえはしなかったけど、試合が始まってわずか数分でこれほどのチャンスメイクに、今日もやってくれそうだ・・・と期待感が高まりました。


その後も中島や堂安律らに決定的な機会はあったものの、得点にはいたらない。結果的には、この前半の間にもう1点くらいは取っておきたかったですね。


ベネズエラのほうが先に得点しそうな気がした

ポゼッションでは日本が上回っていましたが、ベネズエラのほうがよりいい形で攻撃をしかけられるという印象もありました。


とくに前半11分、日本がキーパーまで戻そうとしたのか、バックパスが中途半端になったときが、一番ヒヤッとした。


日本のディフェンスラインの前、あるいはペナルティエリアの手前の位置で、あまりプレッシャーを受けることなく、前を向いてボールを持てる状態を多く作られていた。これでは守るのも厳しい。

日本が先制するまでは、日本よりもベネズエラのほうが、得点の可能性が高そうに思えました。


選手交代は機能せず

後半20分過ぎたあたりから、選手交代がおこなわれていきます。

この日は攻撃的なポジションの4名が交代。


疲れが見える選手に代わりフレッシュな選手が入ることで、相手にとってはさらに難しい状況をつくる。その狙い通り、交代で入った原口は、存在感を見せました。

でも交代で入った4選手が、先発した4選手と同等の脅威とはならないので、あまり怖さは感じない。


勝利を決定的なものにするべく、追加点を狙っての交代というよりも、少し守備的になることも意識した交代だったのかもしれませんが、結果としては守れず、点は取れずで、選手交代はあまり意味をなさなかった気がします。


最後に・・・

勝てた試合を落としたという気がして、もうちょっとうまくやれたんじゃないかなぁ・・・と少々悔いの残る内容。


よくよく考えれば新体制になってまだ4試合目ですし、対戦相手はランキングでは上位国だし、今回は渋滞で会場入りの遅れもあったので、引き分けなら悪くないんですけどね。


攻撃陣が良いので、いろいろと期待しすぎちゃうんだと思います。


来年1月のアジア杯では、ベストメンバーが召集されるとは限らないので、そうなったときどうなるんだろう?

Jリーグの選手では心細いな・・・と不安を感じさせる試合でもありました。


日本代表対ベネズエラ代表の試合結果

【スコア】
日本代表 1-1 ベネズエラ代表

【得点者】
39分 酒井宏樹(日本)
81分 トマス・リンコン(ベネズエラ)

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