日本対キルギス戦の感想と試合結果:主力と控えの差は歴然だということを思い知らされた

2018年11月20日

サッカー日本代表 スポーツ

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サッカー日本代表はキリンチャレンジカップ2018でキルギス代表と対戦。

FIFAランキングでは日本の50位に対し、キルギスは90位。

実力差はあるものの来年1月のアジア杯に向けて、よいテストマッチになればと思いながら試合を見ていました。


日本代表対キルギス代表の試合経過

前半2分、日本が右サイドから仕掛け、ペナルティエリア手前でボールをおさめた杉本健勇が左サイドへパスを出すと、山中亮輔がファーサイドへシュート。これが決まって日本が先制。

前半19分には、ペナルティエリア付近の左サイドでFKを獲得。キッカーの原口元気が直接決めて、リードを広げる。


後半27分、北川航也の落としを大迫勇也が決めて追加点を奪うと、直後の28分には相手陣内で南野拓実から堂安律へとつないで、最後は中島翔哉が軽やかにゴールを決めた。


後半44分のコーナーキックから、三浦弦太のヘディングシュートがゴールラインを割ったようにもみえたが、判定はノーゴール。

日本代表がキルギス代表に4-0で勝利しました。



日本代表対キルギス代表の試合の感想

Jリーガー中心の先発メンバー

先発メンバーのなかでは原口だけが海外クラブに所属し、あとはJリーガー。FIFAランキングでは下位の相手とはいえ、急造チームでどこまでやれるのかという不安がありました。

しかしキルギスも気持ちでは負けないというあらわれからか、試合開始から積極的にボールを取りに来る。その攻撃的な姿勢が裏目に出てスキをつくることになり、日本が右サイドからチャンスをものにした。


試合開始からわずか2分で日本が得点。キルギスに動揺がないはずはない。

相手が落ち着きを取り戻す前にさらに追加点を奪えたら・・・と思っていたんですけどね。

10分が経過する頃には日本への対応にも慣れたようで、ボールを保持する日本が攻め手に迷う展開になってしまいました。


前半19分の原口のFKで点が入ったので、気持ち的にはラクになれたものの、流れのなかから点を取るまでにはいたらない。

ボールをもってずっと攻撃しているのに点が入らないという、ワールドカップのアジア予選でよくみる光景に近い印象を受けました。

親善試合でこの有様だと、ワールドカップ予選レベルでは、もっとなにもできなさそう・・・。



メンバー交代で主力が出場すると活性化

後半に入り、残り30分となったあたりから、いっきに選手交代がすすむ。まず大迫、堂安、柴崎、吉田がピッチへ。

Jリーガー中心では崩しきれなかったけど、選手交代でどうなるのか?


いくら大迫が入っても、すぐに攻略するのは厳しいかなぁ・・・と思っていたら、縦パスからの落としを大迫が決める。

この得点のあとに中島と南野が投入されると、あっという間に追加点。


あれだけ攻めあぐねていたのに、いまのレギュラー陣が入ったとたんに得点ラッシュ。

後半は相手が気持ちを落ち着かせる前に、さらに叩き込むことができた点も良かったと思う。


その前の試合のベネズエラ戦では、攻撃的ポジションの4人が交代で下がって控え選手が出てきたら、停滞ムードになってしまった。

この日のキルギス戦はまったく逆で、活性化した。

控えとレギュラーの差は歴然で、アジアカップでベストメンバーがそろわなかったときがさらに心配になってしまう。


最後に・・・

前半の20分までに2点は取ったけど、結局そこから選手交代するまで追加点を取れなかったことが一番の課題かな。


わりと固定して起用される主力に比べると、控え選手は一定ではない。

その控えメンバー中心で先発させて内容を求めるのもどうかと思うけど、選手交代されるまでもうちょっと点を取ってほしかったなぁ・・・というのが率直な感想です。

日本代表対キルギス代表の試合結果

【スコア】
日本代表 4ー0 キルギス代表

【得点者】
 2分 山中亮輔(日本)
19分 原口元気(日本)
72分 大迫勇也(日本)
73分 中島翔哉(日本)

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