日本代表対パラグアイ代表の試合結果と感想:乾貴士の2得点で逆転!南米勢相手にこの結果は心強い

2018年6月12日

サッカー日本代表 スポーツ

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サッカー日本代表はワールドカップ前の最後の親善試合で、FIFAランキング31位のパラグアイ代表と対戦。

選手全員を試合に出場させるという西野監督の意向もあり、日本は現地時間の8日に行われたスイスとの親善試合から、スタメン10人を変更。

勝敗よりも、テスト色の強い試合になりそうだな・・・と思いながら、試合を見ていました。


日本代表対パラウアイ代表の試合経過

パラグアイ戦も先制される

スイス戦よりも攻守において戦えていましたが、前半32分、ロングスローがゴール前に放り込まれると、競り合いの中からオスカル・ロメロがボールを上に浮かせ反転しながらシュート。これが決まってしまい、日本は先制されます。

日本も何度かいい形で攻撃を仕掛けるけれど、パスの精度を欠いたり、シュートが大きく枠を外すなど、チャンスをものにできず、前半が終了。


乾貴士の2得点で逆転!

1点を追う日本は後半6分、香川からのパスを受けた乾がドリブルで持ち込み、ペナルティエリアの手前から、シュート。しっかり枠を捉えてゴールがきまり、同点に追いつきます。

さらに後半18分、パラグアイ陣内の右サイドで武藤がボールを持つと、中央の香川にパス。そのパスを香川がワンタッチして流し、左サイド後方から走りこんできた乾がシュート。

コースが良かったからか、キーパーはボールに触りはしたものの、止めることまでは出来ず、シュートが決まって日本が逆転。


終盤に1点返されるも、最後は香川真司が決める!

後半32分には、パラグアイ陣内の右サイドの深い位置でFKを獲得。キッカーの柴崎の低くて速い弾道がオウンゴールを誘い、日本が追加点をあげます。


パラグアイも後半45分にフリーキックからの流れでリチャル・オルティスが豪快にミドルシュートを決め、1点差につめよるものの、直後に香川がペナルティエリア内で相手をかわしつつシュートを決め、再び2点差に戻した。

その後スコアは動かず、日本代表が4-2でパラグアイ代表に勝利しました。


日本代表対パラグアイ代表の試合の感想

ミスはけっこう多かった

画面でも芝がでこぼこしているのがわかるくらい、ピッチの状態は悪そう。足を取られる選手が多く見られました。

その影響もあってか、パスやトラップでミスが目立ち、エリア内で決定的ともいえる場面でシュートが上に大きく外れるといったシーンも。


前半だけをみれば、選手の動きは悪くないんだけど、なかなかシュートまでもっていけず、勝つどころか、点を取ることすら難しそう。

スイス戦では正面ばかりのシュートが多かったけど、シュートを撃てるところまで持っていけているぶん、スイス戦のメンバーで戦ったほうが良かったのかな?・・・なんて思ったりもしました。


南米勢から4点取れたのは心強い

1トップの岡崎はレスターで主力として出場していて、守備での貢献は実証済み。また、味方がいいプレーをしやすいよう配慮しながらポジションを取ることも出来ます。

武藤はドイツでプレーしている選手の中ではコンスタントに得点をとっていますし、乾と香川はエリア内に入れば、相手にとって脅威となり得る存在です。

柴崎も下がり目の位置で多くのボールをうけて、手薄なエリアにさばいてくれるので、かなり効果的でした。


みんな所属クラブではチャンピオンズリーグに常時出場するような相手と何試合も対戦しているんだから、本来ならこれくらいのプレーは、できて当たり前なのかもしれません。

その経験を代表でももっと活かせたら、ワールドカップも大いに期待できるんですけどね。

とりあえずパラグアイ相手に、じゅうぶん点を取れることを証明できたのは心強いです。


最後に・・・

前半だけ見れば、あまり点を取れそうには見えなかったけど、後半だけで4得点。

そのうち1点はオウンゴールですけど、柴崎のバーを直撃するフリーキックもあったし、微妙なオフサイドの判定でゴールならずというシーンもあり、南米の代表チーム相手にこれだけ戦えるなんて・・・と、試合前に思い描いていた内容とだいぶ違う結果になりました。


さすがにワールドカップでは、そう簡単には勝たせてもらえるとは思わないけど、もしかしたら勝てる試合があるかも?と、ちょっとだけ期待が膨らみました。


日本代表対パラグアイ代表の試合結果

【スコア】
日本代表 4-2 パラグアイ代表

【得点者】
32分 オスカル・ロメロ(パラグアイ)
51分 乾貴士(日本)
63分 乾貴士(日本)
77分 オウンゴール(日本)
90分 リチャル・オルティス(パラグアイ)
91分 香川真司(日本)

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