ギレルメが喜田拓也やスタッフへ暴行
ギレルメはこの日2枚目のイエローカードの提示を受け、退場処分。こういう場合、チームメイトがいちおうダメ元で抗議をするのですが、その合間に横浜のMF喜田拓也がなにか言ったのが聞こえたのか、ギレルメが激怒。
喜田拓也の左太ももを蹴ってしまいました。
また、ピッチを出て退場しようとしたところ、横浜のスタッフにも苦情でも言われたのか、まるでプロレス技のようにエルボーを喰らわせる。
最後はチームのスタッフに囲まれながら、退場していきました。
退場処分で冷静さを失った?
試合後のインタビュー記事を見た限りでは、横浜のMF喜田拓也自身は、ギレルメを怒らせるようなことを言ったわけではなさそう。ギレルメは試合後に横浜のロッカーを訪れ謝罪したとのこと。イエロー2枚で退場となり、カッとなってしまったようだ。
前節のセレッソ大阪との試合でも、ギレルメはイエローカードを受けている。
このときは正当なチャージに見えたので、イエローは厳しすぎない?と思ったほど。
今回の横浜との試合では、笛が鳴ったあとにボールを蹴り上げるという不必要な行為でカードを受けてしまった。
ゲームが止まったときに、余計なプレーをしてカードをもらうなんてことはバカバカしいと、たいていの選手は理解している。
でも、すでにPKを与えるファールを取られ失点した影響もあるのか、つい遅延行為をやってしまって、2枚目のカードで退場。
それでイライラが最高潮になってしまったのかもしれませんね。
ギレルメに対する処分は?
磐田の名波監督が「あるまじき行為」として非難するくらいでしたから、契約解除の可能性も想像していました。でも試合後にすぐに謝罪もしているし、監督も「クラブとしても処分を科す」ということなので、クビになるほどの厳しい処分ではなさそう。
Jリーグのほうからも、なんらかの処分が下されるはずなので、それと合わせて出場停止と罰金くらいかな?
最後に・・・
磐田はシーズン序盤は得点力不足でなかなか勝てなかったけど、日程が進むにつれ、勝ち点を増やしてきています。横浜との試合も3-1で勝利し、12節を終えた段階で6位の位置につけています。
磐田の試合は時々見ていて、チームの順位に、間違いなくギレルメも貢献している。
他の外国籍選手がケガでしばらく離脱していることもあり、磐田では欠かせない存在になってきている印象。
磐田は良い選手を見つけたな・・・と思っていたし、チームの順位も上がってきていただけに、こんな事件を起こして、水を注してしまったのが残念です。
追記
15日、ジュビロ磐田がギレルメとの契約を解除することを発表しました。10日に、Jリーグ規律委員会から6試合の出場停止を受け、クラブとしても練習に参加させないようにしていたみたいですが、バッサリいきましたね。
元々気性が荒い性格だったようで、ジュビロ磐田の木村稔社長が言うには、「もう一度チャンスを与えるか相当悩んだ。ただ今回が初めてではない。鹿児島キャンプの練習試合含めラフプレーが散見していた」とのこと。
ワールドカップによりJリーグは一定期間、中断されます。各クラブは、その合間にチーム力を向上させる努力をする。
リーグ戦が再開しても、出場停止処分でギレルメはしばらく出られません。
ギレルメが欠場する数試合分の対策と、戻ってきたときのことの両方を考えて、練習するのは難しい。
だったらもう、初めからギレルメがいないものと考えたほうが現場もやりやすいのかもしれませんね。