すでにアニメ化されていたのは知っていたので、新しい章から始まるのかなぁ?と思っていたら、最初から作り直して放送されるとのこと。
大雑把には内容を知っていますが、だいぶ記憶も薄れていることもあり、とりあえず見てみることにしました。
大人になって改めて見ると、「え~~!?」と思うような、常識ではちょっとありえない状況が描かれるなど、気になる部分がいくつかあったので、今回はそういった点を取り上げてみようと思います。
アニメ『キャプテン翼』のココが気になった!
幼子から目を離す親
2歳くらいの翼が交通事故にあうエピソードがあります。ボールがクッションとなり、翼は無傷ですんだという、お話ですね。アニメでは船長の父親が長期の航海に出るため、自宅マンション前まで親子でお見送りするのですが、両親がタクシーのほうに向かい荷物を積めている間に、ボールで遊んでいた翼が、道路に出てしまいます。
交通事故にあうというストーリーの流れとしてはわかるけれど、
なんでそこで目を離すかな?、そこはお母さんが翼を抱っこするか、手を引いてタクシーまで連れていかない?・・・と思ったのでした。
街中でボールを蹴る翼
小学生になり、静岡県南葛市へ引っ越してきた翼。引越しの手伝いもせず、ドリブルをしながら街の散策に出ます。ほとんど人が通らないような田舎道ならともかく、ふつうに住宅地や商店街でもドリブルする翼。
電柱を狙ってキックしたり、歩道橋でリフティングしながら渡ったりと、もしなにかの弾みでボールがあらぬほうへ転がったときには、事故になりかねない。とくに商店街で人が行きかう中をドリブルなんて、迷惑でしかない。
改めてみると、翼って自己中だなぁ・・・と思ってしまいました。
なんかかっこ悪い石崎君
翼が街を散策していると、公園につきます。そこでは修哲小の若林君と南葛小の石崎君が、サッカーグラウンドの使用権をめぐって争っているところでした。すでに石崎君が1回負けているようで、中学生の先輩を連れてリベンジしようとしている状況。
小学生のもめごとに中学生が出てくるのもどうかと思うし、先輩に頼ろうとする石崎君がなんかかっこ悪い。
石崎君はガッツのある少年という印象があったけど、最初のほうはこんなもんでしたっけ?
逆に、中学生相手にもひるまず、堂々と勝負をいどむ若林君がかっこ良く見えました。
翼の常軌を逸した行動
石崎君と若林君の勝負をみていた翼は、こんなすごい人がいたのかと若林君に興味を持ちます。石崎君に若林君の家の場所を教えてもらうと、ボールに挑戦状を書き、丘の上から超ロングキックで若林君の家へボールを蹴る翼。
若林君に用があるからといって、人様のおうちにボールを蹴りこむなんて・・・。
ボールは若林君が直接キャッチし、メッセージを読むと、どんなヤツがこれを書いたのかと、指定された先ほどの公園へへ向かう。
その道中、翼と若林が道路をはさんで、ばったり会います。
自分に勝負を挑んできた人物が小さな少年と知り、実力を測ろうと翼に向かってボールを蹴る若林君。そのボールを受け、翼も蹴り返すのですが、目の前をちょうどバスが通過しようとしていました。
翼は車体の下の空間を狙ってキックすると、ボールはバスの下を通り抜け、若林君がキャッチ。
丘からボールを蹴ったとき、ボールが届かず通行人に当たったり、道路でも反対車線を車やバイクが通過してもし当たったら・・・とくにバイクの場合、転倒して重傷となってもおかしくなく、危険極まりない行為です。
最後に・・・
アニメと原作では多少異なる点もありますが、小学生のときに友達にすすめられて読んだときは、単純に翼はサッカー大好き少年という印象でした。でも、自分が大人になって少し意地悪な視点で見ると、翼ってすごい自分勝手なヤツだったんだなぁ・・・と、子どもの頃にはまったく感じられなかった違った一面がみえて、思っていたよりも面白楽しく見られました。