ACL2018速報:蔚山現代対川崎フロンターレの試合結果と感想は?失点の仕方が悪く、グループリーグ突破が厳しくなった

2018年2月20日

Jリーグ スポーツ 川崎フロンターレ

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AFCチャンピオンズリーグ(ACL)2018の第2節、川崎フロンターレが蔚山現代(韓国)と対戦。

ホームの蔚山が2-0で勝利し、第1節に続いて敗戦と2連敗となった川崎フロンターレは、ACLのグループリーグ突破が難しい状況に追いやられてしまいました。

【ACL】蔚山現代対川崎フロンターレの感想

つないで攻撃に転じようとキープしたのが裏目に・・・

90分を通してでは、川崎が攻め、蔚山がカウンターを狙うといった展開で、アウェイながら川崎がボールを持つ時間が長かったです。

しかし前半も残り5分をきったところで、失点してしまいます。

自陣右サイドでボールを持つ守田英正に蔚山の選手が詰め寄り、もつれ合いになったところを、カバーにきた大島僚太がボールを拾った・・・までは良かったのですが、ドリブルでキープしようとしたのか、ボールを大きく蹴ってしまい、ボールを取られてしまう。

これをオルシッチにつながれ、中央に走りこんできたチョン・ジェヨンに、シュートを決められてしまいました。


前半も残りわずか。

Jリーグでなら、ボールをキープして反撃するというプレーを選択しても、間違いではなかったかもしれない。

守田も大島も、セーフティーファーストということはじゅうぶんわかっていたとは思う。簡単にボールを外へ出し、蔚山のりスタートで攻め込まれ続けるのを嫌ったのかもしれませんが、もうちょっと時間帯を意識してほしかったですね。


とにかく失点の仕方が悪い

2失点目も自陣で谷口彰悟がファン・イルスにボールをとられシュートを撃たれたのが、きっかけになってしまった。

ファン・イルスのシュートは、キーパーのチョン・ソンリョンが身体に当ててなんとか阻止。弾かれたボールも、車屋紳太郎が後ろ蹴りのような形でなんとかクリア。

しかし強く蹴れないため距離が出ず、イ・ヨンジェがボールを拾い、オルシッチにいったん預け、リターンされたボールをシュート。きっちりゴール右枠内に決められ、追加点を許してしまいました。


川崎って、こんなに守れないチームだったっけ?と思うほど、点の取られ方が悪すぎました。


攻撃も機能しているようには見えなかった

全体的には川崎フロンターレがボールを持つ時間のほうが長かったとはいえ、効果的なプレーはあまり見られませんでした。

攻撃陣はどこからでも点が取れそうな印象はあるけど、中村憲剛がケガの影響でお休みということもあってか、誰が中心になって組み立てるのかが、ハッキリしない感じ。


後半40分に途中出場の知念慶のゴールで1点差として、なんとか引き分けに持ち込めたら・・・と願っていましたが、反撃も及ばず。


最後に・・・

セレッソ大阪とのゼロックススーパーカップから数えると、これで3連敗。

昨シーズン、ようやくリーグ優勝というビッグタイトルを手にし、大久保嘉人、齋藤学らを補強するなど、昨年以上に強くなるかと思ったんですが、ここまでは昨年ほどの強さを感じられません。


川崎がグループリーグを突破するには メルボルンビクトリーに2戦2勝、蔚山に1勝しないと厳しい。でも次に川崎のホームで蔚山と試合をしても、今のままならまた同じような形で負けそうな気がします。

今年の川崎のACLは、この連敗でほぼ終わっちゃったかな・・・というのが率直な気持ちなので、そうはならないよう、巻き返しを図ってくれることを期待したいです。

ACLグループリーグF組第2節:蔚山現代対川崎フロンターレの試合結果

【スコア】
蔚山現代(韓国) 2-1 川崎フロンターレ

【得点者】
42分 チョン・ジェヨン(蔚山現代)
66分 イ・ヨンジェ(蔚山現代)
85分 知念慶(川崎フロンターレ)

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