天皇杯決勝:セレッソ大阪対横浜Fマリノスの試合経過
【前半8分】左サイドから下平匠のアーリークロスを伊藤翔がトラップし、シュート。ゴールが決まり、横浜Fマリノスが先制する。
【後半20分】
ミドルレンジから水沼宏太がシュートするも、キーパーの飯倉大樹がセーブしてボールを弾く。こぼれたボールを松原健がクリアするものの、蹴りだした先には山村和也がいてパスをする形になってしまう。
山村和也はキーパーの逆を突くように、ファーサイドへシュート。これが決まって、セレッソが同点に追いつく。
【延長前半5分】
清武弘嗣がエリア内へドリブルで持ち込み仕掛けようとするもディフェンスに止められる。セカンドボールを拾った山村和也が左サイドからファーサイドへクロスを放つ。
キーパーは飛び出したものの目測を誤ったのか、ボールに触ることはできず、ゴール前ががら空き。水沼宏太がクロスに頭であわせ、勝ち越しゴールを決めた。
天皇杯決勝:セレッソ大阪対横浜Fマリノスの試合結果
【スコア】セレッソ大阪 2-1 横浜Fマリノス
【得点者】
8分 伊藤翔(横浜Fマリノス)
65分 山村和也(セレッソ大阪)
95分 水沼宏太(セレッソ大阪)
天皇杯決勝戦の感想
試合が始まると、セレッソのほうがやや優勢かな?という感じで試合を見ていました。ところが前半8分という早い時間帯でマリノスが先制ゴールを決め、予想外な滑り出し。90分経ったとき、どちらが勝つのか読めず、面白い展開になりました。結果としてはセレッソが見事逆転勝利をおさめ、ルヴァン杯に次いで2つ目のタイトルを獲得。Jリーグでも3位と強さを発揮した試合でした。
ただ、内容的にはお粗末というか、決勝にふさわしい試合とまでは思えませんでした。
マリノスの先制ゴールは、セレッソの守備陣が簡単にクロスを通されて、マークもゆるくあっさりとゴールを決められてしまう。セレッソのゴールもクリアが弱く中途半端だったり、キーパーが不用意に飛び出してしまったのが、失点につながっている。
もちろんゴールを決めた選手は素晴らしいけど、なんだかしまらない試合だったな・・・というのが、試合直後の率直な感想です。
セレッソ大阪について
セレッソは天皇杯4回目の優勝
マリノスが天皇杯で何度か優勝しているのは知っていたけど、セレッソは今回が初めての優勝かと思ったら、過去に3回も優勝していたんですね。最後に優勝したのは1974年の第53大会だそうです。クラブ名がセレッソとなる前はヤンマーディーゼルサッカー部という名称で、主な選手として日本代表では歴代1位となる得点を記録した釜本邦茂氏、サッカー日本代表監督にもなった加茂周氏が所属していたとのこと。
Jリーグが誕生するときにあわせ名前が変わったクラブがあるのは知っていたけど、前身がどこで、どういう歴史があるのかなどはしらなったので、ちょっと勉強になりました。
ACLは本戦から出場
天皇杯で優勝したことにより、セレッソはアジアチャンピオンズリーグ(ACL)は本戦から出場することが決定。セレッソが入るグループGは広州恒大(中国)、済州ユナイテッドFC(韓国)、ブリーラム・ユナイテッド(タイ)と、ACLではよく見かけるクラブと対戦することとなる。
けっこう厳しいグループと思うので、トーナメント進出は難しいかもしれないけど、アジアのクラブにどれくらい通用するのか、ちょっと楽しみです。