試合結果と気になった点や感想などを述べていきます。
スタメンはGK川島永嗣、ディフェンスの最終ラインは右から酒井宏樹、吉田麻也、槙野智章、長友佑都。中盤は山口蛍、井手口陽介、トップ下に香川真司。前線は両サイドに武藤嘉紀と久保裕也、中央に大迫勇也という布陣。
親善試合なので交代枠は6人まで。
日本代表対ニュージーランド代表の試合経過
前半は開始直後と終了間際にチャンスを作るも不発
雨模様にも関わらず、試合開始からお互い活発にボールを追いかけます。日本がボールを持つと、ニュージーランドがはやめに対応してくる中、左サイドでフリーになっていた武藤へボールが通る。
オーバーラップで武藤を追い越す長友につなげ、中央へクロスを出すもつながらず。
また、日本が攻め込まれた際には、ボールを奪ってすぐにロングパス。
前線を走る久保がボールを受け、相手サイドを突破、ゴール前へ走りこむ大迫へクロスが出されるが、間一髪のところでニュージーランドのディフェンスがクリア。
この前半5~6分までの間で得点チャンスにつながるプレーが続き、幸先の良いスタートという印象でした。
しかし、時間が経過するにつれ、日本が7割近いポゼッション率でボールを保持するものの、点が入らない。
前半終了が近づくころにも武藤、長友のコンビネーションで中央へクロス、大迫がヘッドであわせるも枠内に収まらない。
日本は前半だけで約10本のシュートを放つほど優勢でしたが、結局無得点で前半を終えます。
後半は途中出場の選手が活躍
後半も日本が優位に攻めると、49分に山口のシュートをニュージーランドの選手が手に当ててしまい、PKを獲得。これを大迫がしっかり決め、日本が先制します。
失点したことでニュージーランドの選手もスイッチが入る。
59分、日本の左サイドでの攻防から、クロスをあげられていまい、これを長身FWのウッドがヘディングでゴールを決め、同点にされる。
同点となってからは、お互い積極的に選手交代を行っていきますが、スコアは動かず。
残り時間も10分を切ってきて、このまま引き分けかなぁ・・・と思いはじめてきたところで試合が動きます。
88分、途中出場の乾がカウンターで左サイドをドリブル。
いったん後方まで戻し、乾が再びボールを受けるとサイドを突破、逆サイドへクロスをあげる。
待ち受けていた酒井が中央へボールを落とすと、倉田が身体ごとゴールへ向かいダイビングヘッド。これが決まって日本が勝ち越し点を奪う。
ニュージーランドもあきらめずにゴールを狙いにきますが、日本が守りきってタイムアップ。
日本代表がニュージーランド代表に2-1で勝利しました。
日本代表対ニュージーランド代表の試合後の感想
格下相手に辛勝、得るものが少ない内容で素直には喜べない
最新のFIFAランキングでは日本が40位なのに対し、ニュージーランドは113位。オーストラリアに比べたらはるかに組しやすい相手というイメージがあったので、試合前は日本はもっとラクに勝てると思っていたんですけどね。
PKと試合終了間際の得点でどうにか勝利と、想像していた以上に苦しめられてしまいました
ワールドカップのグループリーグで戦う相手は、確実にニュージーランドより強いはず。
雨模様とはいえ日本のホームでニュージーランド相手にこれでは、心許ない。
左サイドで存在感をしめした乾や、勝ち越しゴールを決めた倉田など、途中出場した何人かの選手はそれなりにポジティブな評価を得るでしょうけど、ニュージーランドが相手ということを考えると、あまり参考にならないかな・・・。
最後に勝ち越したから結果としては良かったとは思いますが、こんな親善試合をするくらいなら海外組みは招集せず、国内組みの選考を目的としたテストマッチにしたほうが、まだ有意義だったのでは・・・と思わされます。
日本代表対ニュージーランド代表の試合結果
【スコア】日本代表 2-1 ニュージーランド代表
【得点者】
50分 大迫勇也(PK)
59分 クリス・ウッド
88分 倉田秋