コードブルー3期(2017)の感想は期待していた通りに面白い!主要キャストの気になる点や今後の予想

2017年7月17日

ドラマ

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コード・ブルー ~ドクターヘリ緊急救命~ THE THIRD SEASONがいよいよ始まりました。

続編となるとつまらなくなったりする作品もあるのでその点だけが心配でしたが、主要キャストやドラマの世界観は大きく変わっていなかったこともあり、期待通り面白いドラマになっていました。

ここでは前作までのおさらいや気になった点、今後の予想や感想などを交えて書き残しておきます。


コードブルー1期、2期のおさらい

コードブルー1期が放送されたのは2008年7月、2期は2010年1月とけっこう年月が経っています。

どういうストーリーだったのかうろ覚えだったので、改めて前作までのストーリーを大まかに整理しておきます。

コードブルー1期

翔陽大学附属北部病院救命救急センターに、4人のフライトドクター候補生がやってくる。フェローシップという専門の研修を受けながら、将来はヘリコプターに搭乗し、災害現場などで負傷者の対応に当たることを目指していきます。

候補生たちは現実の厳しさに、初めは何もできず戸惑って立ちすくんだり、ありえないミスをしてしまったりと散々でしたが、徐々に経験を積んでいくことで成長していくというストーリーでした。


コードブルー2期

フライトドクター候補生の指導をしていた黒田脩二(柳葉敏郎)が外科医として働けなくなったため、橘啓輔(椎名桔平)が新たに赴任。

時には辛い選択を迫られつつも候補生たちは確実に成長し、研修制度であるフェローシップを終え、一人前のフライトドクターとなるまでを描いていくストーリーでした。


1期ではまずこの仕事の現実と厳しさを見せ、2期では候補生たちのプライベートな部分を絡ませながら、より過酷な状況に直面させたりするなど、ドラマチックに見せてくれます。

フジテレビの公式サイトでは過去の作品が期間限定で無料で見られますので、まだ見ていない人はこの機会に見ておくと良いでしょう。



コードブルー3期の感想

フェローだった4人を中心に、前作のエピソードを交えながら、3期の気になる点や感想などを述べていきます。

藍沢耕作(山下智久)

1期から最高の外科医になることを目標とし、経験を積むことに夢中になっていました。判断力や決断力は目を見張るものがありましたが、経験を積むうちに自分の判断は正しかったのかと迷うように。

フェローシップ後は脳外科に進み、3期では救命に来てほしいと請われるが拒否。

しかし現在の救急の状態を知り、患者を助けたいという自分の気持ちには嘘はつけなかったようで、患者の少ない脳外科よりも救命のほうが良いと、半分こじつけの理由をつけて救命へ。


トロント大への臨終医師として招かれるために同じ脳外科の新海広紀と争っていたので、最高の医者になるためには譲れないと、救命には行かず脳外科に留まるかなぁ・・・と一瞬思ったんですけどね。

まぁ、藍沢が救命にいかなきゃドラマが始まらないとも思うので、理由をつけて救命に移動してくれて良かったです。


白石恵(新垣結衣)

優等生タイプでなんでも卒なくこなすイメージでしたが、フェローとして初めてのフライトではなにもできず、看護士からは強烈なダメだしもくらう。

安全確認の済んでいない現場に入り込み、指導医の黒田が腕を切断する結果を招くなど、一度はフェローを辞めようかというところまでいきましたが、仲間の助けもあり踏みとどまった。

父親が末期の肺がんであることを知るなど、2期でも辛い目にあいましたが、色々乗り越え、3期ではフライトスタッフのリーダーとなっていました。


指示をしても対応できないフェローをはじめ、人手不足で混乱する救命。

そしてよそから移動してきた藍沢と緋山とも方針の違いでぶつかりそうだし、3期でもなにかと大変そうな予感。


緋山美帆子(戸田恵梨香)

1期のあとのスペシャル版の列車脱線事故で、一時は生死を彷徨うほどの重傷を負ってしまう。

2期では患者や患者の家族のことを考えられるような医者になってはいたが、それが行き過ぎて、本来済ませなければならない手順をしなかったために、逆に患者の家族から裁判を起こされそうになる。

重傷で休んだぶんと、この訴訟問題が影響し、フェローの中でただ一人フライトドクターになり損ねてしまいました。


死にそうになるわ、訴えられそうになるわ、フライトドクターにはなれないわ・・・で、貧乏くじを引きやすい、気の毒な人だ・・・と思いながら見ていました。

それは3期でも変わらず、産婦人科医として働いていたところを、フェロー時代から尊敬していた三井に頼まれ、救命で働くことに。

さっそく自宅が火事となり、住むところはもちろん生活必需品を失うかと思えば、また一緒に働けると思った三井は仕事を辞めるという。

3期では緋山にどんな不幸が訪れるのか、ちょっと期待している自分がいます。


藤川一男(浅利陽介)

1期では最終回までドクターヘリに乗せてもらえず、指導医の黒田からはフライトドクターになる見込みはないから転院しろと言われてしまうほど、できの悪い候補生でした。

2期も他の候補生に比べると目立つ存在ではなかったのですが、自分のできる範囲の仕事はこなすなど、フライトドクターとしては経験をしっかり積んでいった。

他のフェローだけでは重苦しい雰囲気にもなりがちだけど、うざがられても明るく話しかけられるキャラでムードメーカー的な存在に。


3期では白石とともに救命を支えてきたようで、落ちこぼれだったのに今では欠かせないスタッフの一員になっていて、なんかちょっとうれしい気持ちと驚きが半々。

他人に気遣える心配りとその働き振りで評価を上げたのか、看護士の冴島と交際、同棲までしていた。

確かに2期では恋人を病死で亡くした冴島にアプローチをかけていたし、3期でも冴島が藤川の仕事が終わる時間を聞いたりしていたので、なんかありそうと思ったけど、まさかここがくっつくとはね~。

しかも妊娠も判明しているので、周囲にどう説明するのかとか、気になっちゃいました。


冴島はるか(比嘉愛未)

1期から優秀なフライトナースとして登場。

親兄弟が医者だったので、自身も医者を目指していたが受験に失敗、看護士になった。そういう経歴があるせいか、医者ならできて当然のことができないフェローたちを見下していて、友達になろうと歩み寄ってきた白石には一度、存在価値を否定するほどのダメ出しをし、絶句させてしまった。

2期ではフェローたちのことも見直し、逆に恋人の病気のことで助けられたりなど、お互い信頼関係を築くようになっていきました。


3期ではフェロー時代に一番できの悪かった藤川と交際。その藤川や新しいフェローがなにかやらかして、冴島がキレたりすることはあるんだろうか?と、そのあたりに注目しています。


その他

ドクターヘリのフェローシップを受ける候補生が新たに3人登場。あまり意欲は感じられない人もいるし、彼らがどうしてここに来たのか、まだよくわからない。

前作まではフェローの目線でドラマが作られていたけど、今作ではそうではないので、何を考えているのか、読みづらいですね。



また、3期のキャストをみると森本忠士(勝村政信)と轟木聖子(遊井亮子)の名前がなかった。ヘリと病院の間で橋渡し役となる連絡係の轟木は結婚を期に退職したということもありそうだけど、救命で実績のある森本がいないというのは意外でした。

どうしていなくなったのか、今も別の病院で働いているのか・・・など、ドラマの中で伝えてもらえるのかなぁ、なにか大きな事故や災害が発生したときに、同じ現場に駆けつけたりするとかあったりして?・・・なんて思いながら見ていました。



最後に・・・

コードブルー3期は多少登場人物の入れ替わりはあったものの、7年前に見ていたドラマの世界観がそのまま受け継がれているようで、うれしかったです。

3ヶ月間の1クールで終わらせてしまうのはもったいない。

どうせ他のドラマをやってもたいした視聴率は取れなさそうだし、半年間の2クール放送でもいいんじゃないかと思ったほど。

それくらい、コードブルー3期は楽しませてもらいました。

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