おんな城主直虎の初回のあらすじと感想(ネタバレあり)【NHK大河ドラマ】

2017年1月8日

ドラマ

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2017年のNHK大河ドラマ「おんな城主直虎」が始まりました。

昨年の「真田丸」が楽しく見られただけに、同様に楽しめるかどうかはまだわからない。
途中で見るのをあきらめてしまうかもしれませんが、とりあえず初回のおおまかなあらすじと感想を書き残しておきます。


おんな城主直虎、第一回「井伊谷の少女」のあらすじ

主人公は「とわ」という少女、のちの井伊直虎である。
山の中で子どもたちが鬼ごっこをしているところから物語は始まります。


井伊家の館。

遠江の地を制圧した今川家の支配下となった井伊家。

井伊家当主・井伊直盛、井伊直満、筆頭家老の小野和泉守らが、今川家から養子を迎え入れるかどうかで会議中。

今川に降ってから日が浅いこともあり、小野以外は賛同できないようだ。


会議が終わり、屋敷の外に出てきた井伊直盛のところに、「父上~」と、とわが駆け寄ってくる。
父と行動を共にしたいようで、馬を用意させ、子どもながらに見事に馬を乗りこなす。


場面が変わって、とわの家のなか。
日ごろ、とわのお世話をしている乳母のたけが、あぶなっかしい行動をとめることができず申し訳ありませんと、とわの母・千賀に報告している。

千賀は、男児が生まれなかったので、とわを男の子のように育てた殿が悪いと、たけをねぎらう。


とわは父と共に、山の中腹あたりに来ていた。
父・井伊直盛がとわに、「お前が男であったらばのう、男であったらば面倒なことも起こらぬものを」と子どもに愚痴る。

「いっそ、おとわが継ぐか、わしの跡を・・・」と直盛。

「え?われはずっとそのつもりなのですが、違うのですか」と不思議そうな顔をするとわ。

直盛は、はははははっ・・・と一笑に付すのであった。


帰り際、乗ってきた馬に飼い葉が用意されていることに、とわは疑問を抱く。
同時に周囲でなにかの気配も感じたようだ。



場面がかわり、井伊家の菩提が弔われている龍潭寺。
とわが乳母のたけをつれ、なにやらあわてながら寺に入っていく。

幼馴染の亀之丞、鶴丸もいて、この寺で学問を学んでいる様子。

お勉強の時間が終わったあと、とわは鶴丸に誰かに見張られてる・・・と話す。


そのときガサガサっと音がして、怖がりつつも正体を探ろうと音のほうへ向かう子どもたち。
そこにいたのは南渓という和尚さんがお酒を飲んでいるところであった。

あきれるような表情をみせる、とわ。


和尚は子どもたちとまともに会話をする気はないようで、井伊家の初代の話をだしに、その場を去っていった。
それからまもなく、残った子どもたちのなかの一人、亀之丞が体調不良なのか、うずくまる。


井伊直満の屋敷。
とわが誰か家の者に助けを求めるとともに、鶴丸が亀の丞を背負って、家まで運んできた。

布団にはいって休む亀の丞のそばで、とわがすまぬとわびる。
同時に、亀之丞の家の者が子どもの鶴丸に対してつらくあたるのはどうしてかと、亀之丞に訪ねる。

亀之丞によると、鶴丸の父親の小野和泉守は皆に嫌われていて、その理由が井伊家をのっとろうとしているからだと説明。

そこに亀之丞の父、井伊直満がやってきた。


直満は亀之丞を心配しつつ、「ところで姫はもう女房役をやってくれておるのか、こうみるとなかなか似合いの夫婦じゃのう」と、うれしそうな表情。

どうやら井伊家の会議で、とわと亀之丞が夫婦になるという話になっていたようだ。
夫婦となることよりも、亀之丞が井伊家の当主になることに顔色を変えるとわ。


自宅に戻ったとわ。
とわ本人は井伊家の当主になるつもりで父も認めてくれたと思っていたのにと、井伊直盛を責める。

母親の千賀が、井伊の領主となると気苦労が多いなど、現実の厳しさを伝える。
また、仮に領主になったとしても跡継ぎを設けるため、誰かと夫婦になることは変わらないと諭す。

とわは「それはそうですね」と納得し、亀之丞との縁談を受け入れた。


縁談の話がまとまったことで、亀之丞の父、井伊直満がなにやら動き出す・・・

2017年のNHK大河ドラマ「おんな城主直虎」の感想

2017年のNHK大河ドラマ「おんな城主直虎」を見終えた直後の感想としては、なんかちょっと話が面白そうだぞ・・・と思えたこと。

よく知られていない人物が主人公ということで、見る前はあまり面白くないかもしれない・・・と思う部分もありました。
それで少しハードルが下がったかな?


このドラマに限った事ではないですが、序盤から多くの人物が登場すると、誰が誰やら・・・と頭を整理するのが大変。
相関図を見るなどして、人間関係がわかってから見たほうが良さそうです。


序盤の話としては井伊家の当主には男児がいないため、後継者問題が起ころうとしている。
今川家もそこに絡もうとして、話はややこしくなっているといったところでしょうか。


おとわと亀之丞が夫婦になることで、後継者問題も落ち着いたかのように見えましたが、亀之丞の父、直満が他家と通じているとして処刑される。

直満にしてみれば、今川家に降るのは良しとせず、機会があれば・・・と考えていたのでしょう。


今川家に背く気配を察知したのが、井伊家の家老、小野和泉守。
直満の背信行為を決定付ける密書を証拠として、今川家に報告。

同じ井伊家の人間なのに、告げ口しちゃうとは・・・と思ったけど、一部の人が主家に逆らうことで、どんな言いがかりをつけられるかわからない。

小野和泉守自身の私欲もありそうだけど、悪いのは直満だけとすることで、結果的には井伊家を守る行動にもなっていた。


直満に謀反の疑いがあったことで、息子の亀之丞も処罰されそうになりますが、井伊家の計らいで逃亡させる。
まだ子どもなのに大人の事情で結婚することになったかと思えば、親の謀反行為で縁談どころか、命の危機。

単純に、子どもたちはこの先どうなるんだろう・・・と、ストーリーに引き込まれる。


初回の大まかなストーリーとしては、井伊家の時期当主をめぐる騒動といった感じで、戦国時代もののドラマとしてじゅうぶん楽しめました。


徳川四天王の井伊直政は名前を知っているくらいで、井伊直政がどういう経緯で徳川家に仕えるようになったのか、どんな家族構成だったのかなど、具体的なことはほとんど知らない。

ドラマの主人公である直虎を通して、井伊直政が世に出るまでのことも触れると思うから、その部分でも楽しめるかもしれない。

最後まで見るかどうかはまだわからないけれど、もうちょっと続きを見てみようかな・・・と思える今年の大河ドラマでした。

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