レアル・マドリード対グラナダCFの試合結果
レアル・マドリードは現在リーグ首位で、リーグ戦と他の公式戦も含めて38試合負け無し。いっぽうグラナダCFは20チーム中、19位と降格圏内にどっぷりはまってしまっている状況。
首位と最下位に近いチームとの試合ですから、結果は試合前からなんとなく予想はついていましたが、レアルが前半だけで4得点、後半にも1点を取り、結果は5-0でレアル・マドリードが完勝。
イスコが2得点、ベンゼマ、クリスティアーノ・ロナウド、カゼミーロがそれぞれ1得点と面白いように点が入った試合で、前半で4得点ですから、1試合でどれだけ点が入るのだろう・・・と、試合の勝ち負けよりもスコアのほうに興味が向いてしまいました。
レアル・マドリードが無敗記録でFCバルセロナに並ぶ
約3週間前にレアル・マドリードはクラブワールドカップ決勝で、日本の鹿島アントラーズと試合をしています。スコアは4-2でレアル・マドリードが勝利しましたが、90分間の試合では一時、鹿島アントラーズにリードを許すなど、あわや・・・と思わせる試合でした。
今日のグラナダとの試合をみていて、鹿島アントラーズはこんなチームとよく戦えたなぁ・・・と、改めて鹿島アントラーズの健闘に感心する。
レアル・マドリードはグラナダCFに勝利したことで、公式戦の無敗記録を39に伸ばしました。
これは同じスペインのクラブ、FCバルセロナに並ぶ記録。
欧州のクラブではユヴェントスの持つ43戦無敗が最高記録で、その記録を更新する可能性は高そう。
もし鹿島アントラーズが勝ってしまっていたら、この記録も止めてたんですよね。
試合で注目していたポイント
試合のほうに話を戻しますと、上位と下位のクラブの対戦。当然、レアル・マドリードが主導権をもって試合を進めます。
レアルの最終ラインはかなり高く、センターバックがセンターラインを超えようかというところまで上がってくるシーンも珍しくはなかった。
それだけグラナダが引かされる形となる。
日本のJリーグや代表の試合でも、格が下のチームと対戦するとき、引いて守るチームと戦うことはよくあります。
引いた相手にどう戦うんだろう?
どういう攻め方が有効なんだろう?
そんなことを気にしながら試合を見ていました。
中盤の中央に位置する選手と最終ラインで素早くボールを回し、全体的にサイドに寄ってきたら、逆サイドにいる選手の位置をみて、大きく展開。
そこから個人で突破をはかったり、連携で細かくパスをつないで崩すというのが、効果的なようでした。
やっぱそういう形が一番攻めやすいんだな・・・と思ったけれど、中盤と最終ラインでの早いボール回しなんかは、日本代表でやるのは、ちょっと難しいかな?
守備専門の選手だから・・・とか関係なく、ボールコントロールが上手だし、動きも早い。
日本の守備的な選手にも同じことをやれと言うのは、ちょっと厳しそう。
現在の日本代表では縦に早くという意識を強く持たされているようだけど、日本のように何でもかんでも、すぐに前へ出すというわけでもない。
当たり前すぎるけど、状況を見て何が有効かとチーム全体で意識しながらプレーしている。
この辺が、たまにしか練習できない代表と、常時練習できるクラブチームの違いか・・・。
時間の都合上、リーガはほとんど見ることはないけれど、今回、たまたま試合開始が早い時間帯だったということで試合が見られた。
試合は一方的な結果でしたが、レアル・マドリードとは鹿島アントラーズがクラブワールドカップで戦っていたこともあり、なにか日本代表に活かせそうなところはないかと、自分なりに見たいポイントもあったので、とくにサポーターではなくても、それなりに楽しめた試合でした。