ヴィッセル神戸の運営会社が楽天フットボールクラブ株式会社へ社名を変更

2016年12月29日

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Jリーグに所属するヴィッセル神戸の公式サイトで、現在クラブを運営している株式会社クリムゾンフットボールクラブが、2017年1月1日から「楽天フットボールクラブ株式会社」に社名を変更するというお知らせがありました。

ヴィッセル神戸の運営会社が社名を変更する理由は?

どういったわけで社名を変更したのだろう?と思ったら、その理由もお知らせの中の「社名変更の目的」という項目で、説明されていました。

以下は公式サイトからの引用です。

当社は、2015年2月1日より楽天株式会社の完全子会社となりました。楽天グループの一員として更なる成長を図るため社名を変更いたします。クラブ名は従来通り「ヴィッセル神戸」を使用し、サッカーを通じ、神戸を中心とした兵庫県の地域経済のさらなる活性化に貢献してまいります。なお、この度の社名変更において、当社の株主に変更はございません。
(ヴィッセル神戸公式サイトより引用)


だいぶ前に楽天がヴィッセル神戸に関わっていたことは知っていたけど、2015年2月に完全子会社となっていたんですね。

そこまでは知らなかった。

それなら会社名に楽天の名称をつけようとするのも、なんか理解できる。


私はJリーグを時々見ているので、「株式会社クリムゾンフットボールクラブ」と言われたら、ヴィッセル神戸の会社だとわかるけど、あまり興味や関心のない人だと、なに関係の会社なのかすぐにはわからないかもしれない。

インターネットが普及し始めたころの一昔前の楽天は、まだ世間一般に広く知られていなかったけれど、いまはインターネット関連事業も成功し、プロ野球の球団も所有しているので、名称を知らない人のほうが少ないと思う。

なので、「楽天フットボールクラブ株式会社」なら、具体的になんの会社かまではわからなくても、楽天関係の会社というのは、なんとなくわかるはず。
営業面を考えるなら、楽天という名前があるほうが良さそうです。


ヴィッセル神戸の2016年のセカンドステージは強かった

これまでのヴィッセル神戸の印象は、あまり強くないクラブという感じでした。

J1のほとんどのシーズンで10位以下。
降格も2度経験してます。

J1の下位に低迷しているレベルのクラブだと、J2に落ちたらJ1へ復帰するのも簡単ではないけれど、ヴィッセル神戸は2回の降格でいずれも、1年でJ1復帰を果たしている。

そこはたいしたもんだと思う。


とはいえ、J1ではやはり上位に食い込むのは厳しい。

2013年のJ2で2位となりJ1へ昇格して以降、2014年は11位、2ステージ制になった2015年は前後期ともに13位で総合12位。

そして2016年の前期も12位と、これまでのヴィッセルとあまり大差ない。

ところが後期は11勝4敗2分で2位、総合でも7位と大健闘。


2ステージ制では過去最高でも7位、総合順位は9位、勝ち点は47が過去最高の数字でしたが、2016年はすべて上回り、クラブ史上最高の成績を残した。


一時はステージ優勝の可能性もあるほどの活躍だったので、まさかヴィッセル神戸が優勝争いに絡んでくるとは・・・と、驚きは隠せませんでした。


本社の楽天株式会社はFCバルセロナとスポンサー契約を結び、世界進出を狙う行動を起こし、ヴィッセル神戸の運営会社も社名変更で楽天色を出してきた。
今までとは違うというのをなんとなく感じる。

【関連記事】→FCバルセロナが楽天株式会社と年間60億円以上でスポンサー契約

2016シーズン後期に優勝争いに絡んでの2位というのも大きな自信になっただろうし、来シーズンがちょっと楽しみな存在です。

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