J1昇格プレーオフ決勝、セレッソ大阪対ファジアーノ岡山の試合結果と感想

2016年12月4日

Jリーグ スポーツ セレッソ大阪

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J2のリーグ戦で4位のセレッソ大阪と6位のファジアーノ岡山による、Jリーグ1部への昇格をかけたプレーオフ決勝戦が行われました。


J1昇格の条件

決勝戦は1試合限りなので、勝ったほうがJ1へ昇格することになります。

引き分けの場合はリーグ戦の順位が考慮され、セレッソ大阪がファジアーノ岡山よりも順位が上なので、セレッソ大阪がJ1へ昇格することになります。

つまりセレッソ大阪は引き分け以上、ファジアーノ岡山は勝利が条件です。


試合経過と結果

前半はスコアレス。

後半の立ち上がりからファジアーノ岡山が積極的に攻め、枠内にシュートするシーンも見られましたが、後半7分にセレッソ大阪がコーナーキックからのルーズボールを、ゴール前にポジションを取っていた清原翔平が体勢を崩しながらもボールを蹴りこみ、セレッソ大阪が先制。

勝つしかないファジアーノ岡山は、徐々に残り時間が少なくなってくるとDFの岩政大樹を前線に上げパワープレイにうってでましたが不発に終わり、1-0でセレッソ大阪がファジアーノ岡山に勝利。

この結果、セレッソ大阪が2014年以来、3年ぶりとなるJ1復帰を果たしました。

【スコア】
セレッソ大阪 1-0 ファジアーノ岡山

【得点者】
52分 清原翔平(セレッソ大阪)


セレッソ大阪とファジアーノ岡山に思うこと

セレッソ大阪

2014年のシーズン中に柿谷曜一朗がスイスのFCバーゼルへ完全移籍したとはいえ、日本代表候補の選手や2010年のワールドカップでMVPとなったディエゴ・フォルランがいながら、まさかのJ2降格。

翌2015年はどうにかJ1昇格プレーオフ決勝まで進んだものの、アビスパ福岡に勝利できず、1年でJ1復帰は果たせず。

そして今シーズンも自動昇格を逃したもののJ1プレーオフ決勝戦まで進み、見事J1復帰。


ただJ1に所属していた2014年以前に比べたら、かなり戦力が落ちた印象があります。

前回J1に昇格した2010年シーズンでは、いきなり3位と好成績を収めているし、降格する前の年の2013年シーズンも4位と奮闘、女性サポーターが急増して「セレ女」というブームも起こりました。

またJリーグを盛り上げる存在になってくれたらいいな・・・なんて思います。


ファジアーノ岡山

クラブの存在は知っていましたが、ちゃんと試合を見たのは今日のプレーオフ決勝の試合が初めてでした。
知っている選手はDFの岩政、U23代表で浦和からレンタル移籍している矢島くらい。

J2の中でも、J1で戦える戦力が整ったクラブと、J2に留まるレベルの戦力しかないクラブが存在し、ファジアーノ岡山はどちらかといえば後者のイメージでした。

それがJ2リーグ戦3位の松本山雅FCにプレーオフの準決勝で勝利し、J1昇格まであと一歩というところまで迫った。


今回のプレーオフ決勝をセレッソ大阪が逃しても、これから先何度もチャンスはありそうだから、ファジアーノ岡山が昇格するのをみてみたいかも・・・と思いながら試合を見てたんですけどね。

チャンスメイクはできていたし、失点のシーンも不運といえば不運、勝てない試合ではなかった。

でも、J1に自動昇格できるレベルで争えないと、現段階でJ1に昇格したところでろくに勝ち点を取れないまま1年でJ2へ降格・・・なんてことになるので、もうちょっとチーム力を上げて昇格したほうがいいかな・・・とも思いました。

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