浦和レッズ対鹿島アントラーズの試合の感想/JリーグCS決勝第2戦

2016年12月3日

Jリーグ スポーツ 浦和レッズ 鹿島アントラーズ

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Jリーグ明治安田生命チャンピオンシップ決勝戦の第2戦、浦和レッズ対鹿島アントラーズの試合を見ていました。

鹿島のホームで行われた11月29日の決勝第1戦は浦和が1-0で勝利しており、ホームで戦う浦和がやや有利という状況。

前半から一進一退の攻防

序盤から浦和がゴール前でチャンスを作ると、前半7分に右サイドからのクロスを、ファーサイドで待ち受けていた興梠慎三がボレーシュート。

ゴール左隅に決まり、浦和がこの試合も先制。2試合合計で2点のリードと、優勝に一歩近づきました。


追いかける鹿島は浦和よりボールキープ率が高く、サイドチェンジを有効に使うなど、反撃のタイミングを伺う。

すると前線へのロングボールで競り合いに勝った遠藤康がドリブルで持ち込みクロスを放つと、ファーサイドから走りこんでいた金崎夢生がダイビングヘッド。

これが枠内におさまり前半40分で鹿島が1-1の同点に追いついた。

前半はそのまま終了し、お互い一歩もひかない状態。

後半は選手交代で試合が動く

前半の途中から鹿島に押され気味だった浦和が後半から積極的に仕掛ける。
浦和は年間勝ち点で鹿島を上回っているので、このまま引き分けでも優勝となるのですが、そんな気は毛頭無いようだ。

残り時間30分となるあたりで鹿島が鈴木優磨を、浦和が青木拓矢を投入。
鹿島が攻撃の切り札を入れたのに対し、浦和は攻守のバランスを考えたかのような交代。

鹿島は優勝するためにどうしても勝ち越さなければならない。
そのために鈴木優磨を選んだのに対し、浦和は失点を避けたうえで得点も狙いたいという、両チームの考えがなんとなく伝わります。


そしてこの選手交代は鹿島のほうに流れが傾きました。

後半34分、エリア内でスルーパスに反応した鈴木優磨を槙野智章が倒してしまいPK。

ボールを手に取りPKを蹴ろうとする金崎夢生に、鈴木優磨がキッカーを譲ってくれるよう頼んでいるようなシーンも流れましたが、金崎夢生がPKを決めて、鹿島が2-1と逆転に成功。

決めれば優勝が近づき、外すと優勝が遠のく、とてつもない重圧がかかるPKの瞬間は、見ているほうも緊張感が高まりました。


PKが決まり鹿島がリードしたことで、浦和は槙野智章を前線へポジションを上げるなど、リスクを考えず反撃に出る。
鹿島は防戦に追い込まれ、果たして試合終了まで持ちこたえられるか・・・と思いながら見ていましたが、なんとか耐え切って、2-1で鹿島が浦和に勝利。

第1戦の結果もあわせると2-2でイーブンですが、アウェイゴール数の差で鹿島の優勝が決まりました。


第1戦で浦和が勝ち、第2戦は浦和のホーム。
年間の勝ち点では浦和がトップということもあり、試合前は鹿島が優勝するのは難しいと思ってたんですけどね~。

逆転勝利で鹿島の優勝というのはまさかという感じでしたが、緊張感のある試合で見ていて面白かったです。

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