学校の給食メニューから、ソフトめんがなくなる

2016年11月5日

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学校給食のメニューの一つに、ソフトめんというものがあります。

私が小学生のころは毎月のように食べていたと思うんだけど、このソフトめんがメニューの中から消えるかもしれないという記事が毎日新聞にありました。

ポイントとなるところを記事から抜粋。
  • 全国製麺協同組合連合会によると、正式名称は「ソフトスパゲティ式めん」で、牛乳に合うように1960年代に作られた。
  • 東京都は年1回、「懐かしの給食メニュー」として提供していたが、今年度から中止した。
  • 茨城県内では、三十数年前には約15社あったソフトめんの製造業者が現在は9社に減少。さらに、水戸市、ひたちなか市など6市町に卸していた1社が今年廃業したことを受け、給食からソフトめんが消えた。群馬県では、学校給食会で取り扱うソフトめんの5割以上を納めていた業者が昨年度末で製造をやめた。
  • 全国学校給食めん協議会の脇田祐輔会長は「米飯給食を週3回から週4回に増やす新たな目標が設定された。パン給食の日もあるので麺給食の比率がそもそも少なくなってしまった」と説明する。
(毎日新聞より引用)

ソフトめんの正式名称と作られた理由

ソフトめんの正式名称は「ソフトスパゲティ式めん」。

スパゲティのようにミートソースをかけて食べるよりも、カレーをかけてカレーうどんっぽいような印象が残っているので、個人的にはうどんという感覚が強かったのですが、スパゲティよりだったんですね。

また、なぜうどんやスパゲティとは違った形で給食に出されるのか、考えたことすらなかった。まさか牛乳に合うように考案されたものだったとは、今の今までまったく知らなかったです。


スパゲティはともかく、うどんを食べながら牛乳を飲むというようなことは、私自身記憶にない。

洋食屋さんなら飲み物に牛乳はあるかもしれないけど、うどんやおそば屋さんでは、牛乳なんて頼まないし。
わざわざソフトめんなんて作らなくても、普通にスパゲティやカレーライスでいいじゃん・・・って思ったけど、1960年代では調達できる食材も限られるだろうし、給食の献立にバリエーションをもたすために、ソフトめんを考案してくれたのですね。

ソフトめんは給食の中でもわりと好きなメニューでした。
スパゲティやカレーライスも好きだったけど、ソフトめんの登場でそれらとはまた違った美味しさがある。
そんなソフトめんも、いまや東京では懐かしのメニューで年に1回しか出されていなくて、今年度からは中止だなんて・・・。


自分でもソフトめんを作ってみた、でも・・・

自分でもソフトめんっぽいものを食べてみようと、以前作ってみたことがあります。

ソフトめんはてっきりうどんと思ってたから市販の茹でうどんに、前日の残りのカレーをかけて食べてみたところ、子供のころ給食で食べたのとは、なんか違った。

思っていたよりも美味しくないというか、ソフトめんというよりは、ただ単にうどんにカレーがかかってるだけという感じ。
これならカレーライスか、スープを作ってカレーうどんにしたほうが、ふつうに美味しい。

このときはなにが違うのかまではよくわからなかったけど、記事を読んで、子供のころの味の記憶が美化されているのではなく、麺そのものが違っていたというのを知ることができて、納得できました。

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