お互い2戦して2勝。得失点差により引き分け以上でも日本の優勝が決まるという状況でしたが、結果は0-1で韓国が勝利。
前回の2017年に開催されたE-1サッカー選手権のときと同様、またも韓国に敗れて2位で終えることとなりました。
日程と選手制限で中国戦、香港戦も手放しで喜べない内容だった
Jリーグの日程が終了して休むまもなく開催されたE-1選手権。代表ウィークではないので、海外組みを召集することはできず、今回選らばれた日本代表の選手は全員、国内組み。オリンピック世代を中心に、フル代表に初召集の選手も多い。
日程はきつく、召集できる選手に制限があるとはいえ、やっぱり優勝を期待してしまいます。
土曜日にJリーグの試合があって、ろくに休みも練習もできないまま、火曜日に中国と試合。
中国には2-1と苦戦しながらも勝利し、続く香港との試合では5-0と大勝。
2試合とも内容は決してよかったわけではありませんが、最終節の韓国戦では引き分け以上で日本の優勝と、ここまでは順調だったんですけどね。
韓国戦の日本代表はどうしたらいいかわからない状態でプレーしている弱小国のよう
今大会は一貫して3-4-2-1の布陣を採用。3バックを選択したのが悪かったのか、それとも選手個々の問題なのか、韓国にいいようにサッカーをさせられている感じでした。
自陣は人数をかけて守る。
でも、1対1の勝負であまり勝てないせいか、ボールを取るのに苦労し、ゴール前でチャンスを多くつくられる。
日本ボールになっても攻め方に迷いがあるのか、後ろでまわす時間が多く、韓国の選手も前からプレッシャーをかけにいくことで、さらに日本のプレーの選択肢を狭めていった。
強豪国相手に、どうしたらいいかわからない状態でプレーしている弱小国のよう。
今回の韓国と戦う日本代表に、そんな印象を受けました。
フル代表で3バックは厳しそう
スポーツ紙などでは召集された選手の顔ぶれから、今年のE-1サッカー選手権は3バックで戦うと見られていました。すべて勝つつもりで選んだ3バックなのか、3バックにしたら選手はどうプレーするだろうかといったテスト的な意味合いで3バックにしたのかは、わからない。
今後も、フル代表で3バックを選択する可能性があるのかどうかもわからない。
韓国戦に出場した選手は、代表で3バックでの練習を増やせば、強豪国にも勝てる・・・と思えただろうか?
個人的には、今回のE-1選手権を見た限りでは、W杯本大会のグループリーグで結果を求めるのは難しそうに感じました。
強豪国相手なら、はじめから5バックを選択して練習したほうが、まだマシなんじゃないかと思うくらい。
E-1選手権に参加する意味
A代表といっても、召集できる選手に制限がある。日程的にも厳しい。
対戦相手のレベルも高くはない。
E-1選手権に参加する意味ってあるんだろうか?と、思ってしまう。
とくに今回は五輪代表候補が多く参加していたので、A代表の試合という感覚も薄れ、試合を見なくてもいいかな~?と思ったほどでした。