浦和レッズ対アルヒラルの試合結果と感想:ラファエル・シルバの2戦連続得点でACL優勝!

2017年11月25日

Jリーグ スポーツ 浦和レッズ

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アジアチャンピオンズリーグ(ACL)決勝の第2戦・浦和レッズ対アルヒラル(サウジアラビア)の試合が埼玉スタジアムで行われました。

日本のクラブがACLで優勝するのは久しくなかったので、どういう結果になるかと注目していました。

浦和レッズ対アルヒラルの試合経過

前半はともに無得点。

後半、点を取らなければ優勝の可能性がないアルヒラルが積極的に選手交代をして攻撃意識を高めますが、あせりやいらだちもあったのか、サレム・アルダウサリが立て続けにイエローをもらい、後半30分過ぎで退場処分となります。


人数的に有利となり、無得点での引き分けなら浦和の優勝という状況になったので、浦和もリスクを犯して攻めようとはせず、守りに集中。


すると後半43分、競り合いからボールを取った武藤が、前線のラファエル・シルバへ向けてパス。

ラファエル・シルバにはマークが一人ついていたが、相手選手は対応の判断をあやまり、ラファエル・シルバもうまく身体をつかって反転、ボールをキープするとともに前進する。カバーに来た選手も間に合わず、エリア内に持ち込みシュート。

ゴール右上に決まり、浦和が貴重な先制点を得ます。


4分という少し長めのアディショナルタイムも守りきり、浦和レッズが1-0でアルヒラルに勝利。第1戦も含めた2試合の合計でも浦和の1勝1分けとアルヒラルを上回り、2007年以来10年ぶりとなる2度目の優勝を果たしました。

浦和レッズ対アルヒラルの試合後の感想

実力的にはアルヒラルのほうがやや上といった印象

アウェイでの第1戦は1-1の引き分けでしたから、浦和はまず失点しないこと。

反対にアルヒラルは点を取らないと優勝の可能性はない。


前半の立ち上りから浦和が高い位置から守備をすることで相手のパスミスを誘発。良い位置でボールを奪うことで、序盤は浦和が押し込むシーンが何度か見られました。

しかし時間が経つにつれ、人数をかけて全力でボールを追うのは厳しくなり、良いところでボールを奪うのが難しくなっていました。

前半も半ばを過ぎたあたりからは、アルヒラルのほうがよいボールの動かし方をしているよう、少し優勢かな?と見ていました。


後半も攻めるアルヒラル、守る浦和という印象。

浦和が攻めに転じても、やや苦しい体勢でパスをつなごうとするのに対し、アルヒラルはボールを持った人が前を向いてプレーできていたので、いつ失点するかとヒヤヒヤしていました。


両チームでイエローカードは8枚

後半33分に2枚目のイエローカードでサレム・アルダウサリが退場するなど、両チームで8枚ものイエローカードが出されました。

前半に浦和で2人、アルヒラルで1人の選手にイエローカードが出されていますが、浦和の選手に対しては、イエローのジャッジは厳しすぎない?と思った。

もっとピンチの場面になったときにイエロー覚悟でファールしてでも止めなくてはならないシーンもあるだろうから、カードを出しやすい性格の審判だったらちょっとイヤだな・・・と思いましたが、結果的にはこの審判で良かったかなぁ?


後半に長澤にイエローが出されると、アルヒラルの選手もなかなか点を取れずにイライラが高まっていたのか、この後10分ほどの間に、退場した選手を含めて4枚もイエローカードが出される。

浦和の選手も退場者が出るかもしれないと想像すると、ファールで笛が鳴るたびにドキッとしていました。


始まりも終わりもラファエル・シルバ

第1戦では試合開始序盤にサイドをドリブルで突破し、自身のクロスが弾き返されたボールをシュートして貴重なゴールを決める。

第2戦では後半終了間近に、身体をうまく使って力強いシュートで、試合を決定付けるゴールを決めた。

決勝の2試合は、ラファエル・シルバで始まり、ラファエル・シルバで終わるといった感じで、まさにラファエル・シルバ様々と思うほど、素晴らしい活躍でした。

浦和は良い選手を取ったなぁとは思っていましたが、これほどの活躍を見せることまでは想像していませんでした。


クラブワールドカップにも期待

浦和レッズはACLの優勝でクラブワールドカップの出場へすることになりました。

できれば昨年の鹿島のように決勝まで勝ち進んでほしいけど、鹿島が出来すぎと思うほどなので、そこまで期待するのは厳しいかな?

でも、準決勝まで勝ち進めばレアル・マドリードとの対戦となる。そこまで行ってくれれば、じゅうぶんです。


浦和レッズ対アルヒラルの試合結果

【スコア】
浦和レッズ 1-0 アルヒラル(サウジアラビア)

【得点者】
88分 ラファエル・シルバ

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