救急車をタクシー代わりに使う人も?実態調査で効率化を図る

2017年1月3日

暮らし

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自宅から付近にある消防署までは直線距離で1kmあるかどうか、徒歩で15分くらい、自転車なら5分もかからないくらいの距離にあります。

熟睡していたからかもしれませんが、大晦日から元旦にかけては、救急車のサイレンの音は聞こえなかったけど、元旦、そして2日の未明には、救急車のサイレンや、ハッキリとは聞き取れなかったけど道を空けてくださいというようなアナウンスも聞こえた。

正月早々から、こんな深夜に出動だなんて、消防署の人も大変だ~と思いながら、布団の中でウトウトしていました。

その救急車に対し、総務省消防庁が実態調査を行うようです。


救急車の出動数が増え続ける中、総務省消防庁は、タクシーの代わりに出動を要請するなど必要性が低い利用の実態を調べる方針を固めた。不急の出動を減らすなど、効率的な運用につなげる。2018年にも始める。

15年の救急車の出動数は10年前より1割以上増えて、初めて600万件を超えた。タクシー代わりや軽い症状で利用する例も含まれているとみられるが、詳細なデータはない。出動の要請が増えると、遠くの消防署から救急車が駆けつけることになり、現場到着が遅れる懸念がある。

このため、消防庁は今年度から統計の見直しに着手。自治体や専門家の意見を踏まえ、現場の救急隊が緊急性が低いと判断したケースのうち、無料であることが目的▽医療機関で優先的に診てもらうことが目的▽受診できる医療機関がわからなかったことによる要請▽軽いけが――など、9項目に当てはまるものを「必要性が低い」と位置づけて集計する。項目の内容は必要に応じて改定する。
(朝日新聞より引用)

救急車の有料化も良いとは思うけど・・・

10年前と比べると、救急車の出動数が一割以上増えているということですが、全体的に皆等しく10歳年を取るわけですし、60代以上の人も多いですから、救急車の出動数が増加するのは当然の現象だと思います。

ただ、何年か前から救急車をタクシー代わりに使う人もいるというのは、テレビかなにかで時々見聞きしていたので、少し気にはなっていました。


本当に緊急時なのに、救急車はすでに出てしまっていて、すぐには来られない・・・
もし自分や家族がそういう目にあって手遅れになってしまったら、とても悔しい思いをしそう。

救急車を有料化すれば・・・という話もでるけど、それも有りなんじゃないかと思っています。


ただ、有料化することで、ほんとに救急車を呼んだほうがいい場合でも、お金がもったいないと我慢して悪化させたり、手遅れになったりする人も増えてしまったら、逆効果。

なので、素直に賛成はできない。


見ず知らずの人のために救急車を呼べる?

見ず知らずの人のために救急車を呼ぶ場合も、ちょっと悩みますね。
外出先で具合の悪そうな人や、ケガをした人がいたときとか。

ドラマなどでは「誰か救急車!」と周りの人に呼びかけるシーンもありますが、実際に呼んでしまい、あとで呼ぶほどのことではなかったと言われても困ります。

もし有料化されていた場合ですと、支払いでもめるかもしれません。

かといって、救急車をすぐに呼ばなかったことで容態が悪化することになったら、それはそれで気まずいというか、後悔しそうです。


私自身は外出先で救急車を呼ぶような場面に遭遇したことはないけれど、もし「救急車!」と声があれば、今だったら後先考えず、呼びます。

仮にたいしたことじゃなかったとしても、救急車を呼ぶ前の時点ではわからないことですから。


救急車を呼ぶべきなのに、ほんとに要請してしまっていいのか?と迷う人が出てきてしまう人が増えるのも、あまり良いことのようには思えない。

救急車を呼ぶほどのことではないと自分でもわかっているのに、救急車を利用する人。
そういう人がいなくなるのが、一番良いんですけどね。


救急車の実態調査

これまで救急車が出動した際の詳細なデータはないということなので、調査の結果がどうなるか、気にはなります。

実際には救急車を呼ぶほどではなかったとしても、呼ぶ前の段階でその判断がつかないのであれば、呼ぶべきではなかったとは言えない。
そういうケースの場合、今後どう対応するのかが難しそう。

タクシー代わりとか、早く診察してもらえるとか、利己的なケースも、実態としてはどれくらいの割合なんだろう?

実態調査は2018年からみたいなので、結果が出るのは早くて2018年末か、2019年以降。
結果がわかるまで、かなり時間がかかりますね。

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