鹿島アントラーズと川崎フロンターレのどちらがリーグ優勝となるか・・・と注目していましたが、結果は川崎フロンターレがクラブ史上初となるJ1リーグ優勝を成し遂げました。
最終節までどうなるかわからないという状況ということもあり、どちらのサポーターでもなくても、結果が気になる1日でした。
試合前の川崎フロンターレと鹿島アントラーズの状況
試合前の段階では、勝ち点では71の鹿島に対し、川崎は69と2点の差がありました。最終節の相手は鹿島がリーグ5位のジュビロ磐田、川崎はリーグ17位の大宮アルディージャ。
鹿島は勝てば、川崎の結果に関係なく、リーグ優勝。
いっぽう川崎は勝った上で、鹿島が引き分けどまりなら、川崎が逆転でリーグ優勝という状況でした。
試合結果と順位
結果は以下の通り。左側がホームチーム、右側がアウェイチームです。【12月2日 J1リーグ最終節の試合結果】
磐田(H) 0-0 鹿島(A)
川崎(H) 5-0 大宮(A)
【順位】
1位 川崎 勝ち点72 得点71 失点32 得失差39
2位 鹿島 勝ち点72 得点53 失点31 得失差22
川崎フロンターレ
すでにJ2降格が決まっている大宮が相手なので、よほどのことがない限り、川崎がふつうに勝つだろうと思っていました。ただ、試合開始1分で先制ゴールを決め、5点も点を取るとは想像していませんでしたけど。
残り3節の時点では勝ち点は4差だったので、1敗してしまうとリーグ優勝の可能性は潰えていた。
最終節の一つ前の試合、浦和レッズ戦では、それこそ負けたら鹿島が優勝するという重要な試合でしたが、相手の対応ミスを活かして先制、この1点を守りきり勝利。
この試合で勝ち点を取りこぼさなかったのは、大きかったですね。
そして最終節では小林悠がハットトリックを決め、2017シーズンの得点王になりました。
試合前は杉本健勇が22ゴールで1位で、小林は2点少なかった。最終節で杉本も点を取る可能性があるし、タイトル獲得はかなり難しいと思っていたんですけどね。
川崎のリーグ優勝は、その可能性はあるとみていたので、意外性は高くはありませんでした。
しかし小林が最後の試合で3点も奪って得点王になるというのは、まったく想像していなかったので、チームの優勝よりもビックリした。
クラブは初のリーグ優勝、個人でも逆転でタイトル獲得と、サポーターにとっては最高の一日になったのではないでしょうか?
鹿島アントラーズ
ACLに敗退したタイミングで、石井正忠を解任、大岩剛が新監督になりました。昨年のクラブW杯の印象が強かったこともあり、監督を変えて大きく向上するどころか、逆に悪くなりはしないか?と懸念していました。
が、シーズン序盤に目立っていた敗戦も、監督が交代してからはあまり負けなくなり、監督交代は吉とでる。
残り3節の時点では、鹿島がリーグ優勝と思っていたほど。ただ、その残りの対戦カードが、上位に位置するクラブばかり。
浦和には勝ったけれど、柏、磐田とは引き分けてしまい、最後の最後で勝ち点を増やせず、得失点差でリーグ優勝を逃す結果に・・・。
優勝した川崎フロンターレにはホームで0-3、アウェイで1-3と2戦2敗。監督交代前で思うように勝ち点を増やせなかった影響もあるけれど、直接対決で一度も勝てていないというのが、大きな敗因と言えるでしょう。
最後に・・・
今まで大きなタイトルを獲得した事がない川崎フロンターレが、最後の最後でリーグ優勝という結果になりました。2ステージ制度から、1ステージに戻したのも、川崎の逆転劇をよりドラマチックなものにしてくれたと思っています。
残り3節あたりから、この試合の結果によって優勝が決まるかもしれない・・・という試合が続き、どちらのサポーターでもない私のようなライト層でも、見ごたえがあり楽しめました。